[佐藤洋一郎教授(APS)によるレポート]
芦澤教授は中央アジアとの関係事例について述べました。なぜ(大国としての)日本が政府間国際機関創設の促進を通じて(より小さな)中央アジア諸国と関わりを持つのかについて疑問を投げかけました。一見すると現実的国際関係論に反するかのように見えるこのような現状を、リベラリズム、商業主義、およびリアリズムを含む多方面の論理的観点から検証しました。教授は中央アジア特有の地政学的要因を考慮することで説明力が増すと結論付けました。
セミナーには、主に国際関係のAPU大学院生5人、学部生3人、APU教授2人、そして大分大学から教授1人が出席しました。比較的少数の参加でしたが、参加者間でのより集中的な議論が可能となりました。
芦澤教授は2020年の世界国際関係学会に共同でパネルに参加することを提案し、APUの教員との関わりを継続する予定です。また、2020年春学期中に予定されている佐藤教授のワシントンDCでの研究滞在をご支援いただく意向があります。