今回のRCAPSカレント・リサーチ・セミナーは、APUの学外研究員制度(ADL)を活用して国内外で研究活動を行った教員が研究成果を報告する場と位置づけ、2017年度にこの制度を利用した教員5名によるセミナーシリーズとして開催しています。
LEE Geunhee 准教授は2017年秋セメスターに、主に米国で調査・研究を行いました。
【アジア太平洋学部 LEE Geunhee准教授のレポート】
顧客と従業員の文化が異なる場合、言語の壁はサービス提供の点で重要な問題となる。特に顧客が英語を第二外国語として話す(ESL)場合、英語が主要言語となるアメリカなどを旅行した際に、何を探しているか伝えたり、商品やサービスについての必要な情報を入手したりするのに苦労するであろう。
こうした、異文化間のサービス提供にかかわるESL顧客の共通した懸念事項を割り出し、顧客の感情および行動反応、同様にサービス評価と環境適応の傾向を明らかにするため、私は学外研究員制度(ADL)の適用期間中にグランデット・セオリー・アプローチに基づく研究を行った。
「The Impact of Language Barriers on ESL Customers’ Dining Experiences」と題した本セミナーは、国際経営学部のZHANG Wei-Bin教授の司会で行われ、ADL期間中の研究成果を本学の学部生、院生および教員と共有した。アジア太平洋学部、国際経営学部、修士経営管理、アジア太平洋研究科の学部生および院生が参加し意見を交わした。国際経営学部でマーケティングを担当するCHEN Shu-Ching教授からは、テーマについての知識を共有して頂いた。