今回のRCAPSカレント・リサーチ・セミナーは、APUの学外研究員制度(ADL)を活用して国内外で研究活動を行った教員が研究成果を報告する場と位置づけ、2017年度にこの制度を利用した教員5名によるセミナーシリーズとして開催しています。
MEIRMANOV 教授は2017年春セメスターに、主にカザフスタンで調査・研究を行いました。
【アジア太平洋学部 MEIRMANOV Serik教授のレポート】
MAHICHI教授の司会のもと、定刻どおりにスタートした今回のセミナーでは、PowerPoint、ビデオ資料、Nバックのワーキングメモリ・ソフトを使用し、主に以下の3点について発表を行った。
1. 脳のワーキング・メモリ及びNバックテストの紹介
2. 近赤外分光法(Near-infrared Spectroscopy: NIRS)の紹介
3. 糖尿病患者のワーキングメモリに関する研究発表
約1時間15分の発表後、司会者の進行で20分間の議論を行った。参加した学生はメモリ向上の可能性に関して質問をし、記憶術などの記憶テクニックにも興味を示した。また、「2型糖尿病患者のワーキングメモリに関する研究結果は、1型糖尿病患者にどのように適用されるか」に関する研究についての質問もあった。
本セミナーには、学部生および院生を含む40人以上の参加があり、また神経科学の分野で博士号を持つGregg WROBLEWSKI講師にも出席頂いた。
セミナーの司会を務めて頂いたMAHICHI先生および開催に尽力頂いたRCAPSチームメンバーに感謝申し上げます。