2016/10/26

レポート RCAPS20周年記念シンポジウム「Asia Pacific Studies: Looking Back into the Future」

2016年10月12日(水)、立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)は20周年記念シンポジウム「アジア太平洋学:未来への軌跡」を開催しました。会場のH202教室は150名ほどの学生及び教職員で埋め尽くされました。


冒頭、APU初代学長で学校法人立命館名誉役員の坂本和一氏は、1980年代のアジア太平洋諸国の経済成長と同時に、その地域を学問として見る流れが生まれ、そういう時代を背景にAPUが構想・設立されたことを述べながら、その上でアジア太平洋の発展を経済成長といった側面だけでなく、文明的なものとして捉えることの重要性を主張しました。

そして、アジア太平洋学が生まれた当時と比べ、現在のアジア太平洋地域は多様化している点から、アジア太平洋文明というものは、ひとつの型にとらわれないグローバル化した文明であり、これからの時代の中心となることを強調しました。その一例として、APUもアジア太平洋諸国からの学生だけでなく、アフリカや北南米など全世界から学生を受け入れていることにも触れました。


坂本和一氏による資料「アジア太平洋学の構築を目指す新しい段階」はこちら

その後、フェリザール フランシスコRCAPSセンター長による司会のもと、横山研治副学長、マニ・エー元RCAPSセンター長、佐藤洋一郎国際協力・研究部長、近藤祐一入学部長、清家久美アジア太平洋学部副学部長がパネリストになり、各人の視点からアジア太平洋学などについて話しました。

参加した学生や教員からは、RCAPSの意義や、アジア太平洋学部は今後どのような学びを提供していくのか、及びAPUで学んだことを国際社会にどう役立てていくべきか等の多くの質問が出ました。

RCAPSでは、来月11月5,6日に、海外から著名な研究者を基調講演者として招き、アジア太平洋カンファレンス「変わりゆくアジア太平洋―知識の共有、未来の創造」を予定しており、日本国内外から集う研究者・大学院生とアジア太平洋について更に深めていきます。

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