2012/10/05

シャープ危機をテーマに関西生産性本部で講義:中田AP-IMACセンター長

関西生産性本部より依頼を受け、シャープの危機に際し、「日本はなぜ薄型テレビで負けたのか?」というタイムリーなテーマで2012年10月5日(金)午後、関西生産性本部で講義を行いました。「技術・イノベーションマネジメントコース」の受講生である、関西を中心とした企業から派遣されたミドルマネージャー13名が対象です。
この背景として、2012年3月期に、シャープは3800億円、ソニーは5200億円、パナソニックは7800億円と、3社とも過去最大の赤字を計上しましたが、その原因の一つは薄型テレビ事業の不振でした。 このため、シャープは、電子機器受託製造サービス(EMS)世界トップの台湾・鴻海(ホンハイ)と、2012年3月27日に提携しました。しかし、シャープは、2012年度通期で、約2500億円の最終赤字になる見通しだと、2012年8月2日に発表しました。
日本はなぜ薄型テレビで負けたのか? この敗因を明らかにすることは、日本の競争力を高めるために重要です。 このため、「投資戦略」と「技術提携戦略」に分けて討議しました。 

タイムリーなテーマに、参加者は熱心に討議し、質問もたくさん出ました。その後、懇親会にも参加し、ネットワークの形成と懇親に努めました。
なお、この講義は、APUで開講している科目「技術経営」における「投資戦略」と「技術提携戦略」の講義を基にしたもので、タイムリーなテーマを含め同じ内容をAPUの学生に講義しています。

 

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