2011/10/18

RCAPSセミナーでMs. Fawzia TALOUT MEKNASSI(Director, PRESMA, Press, Press Relations and Public relations)のセミナー開催

2011年9月21日(水)、モロッコ出身の国際的なジャーナリストで社会活動家のFawzia TALOUT MEKNASSI氏を迎え、「ニューメディアとイスラム社会の民主化運動と女性の地位」と題したRCAPSセミナーを開講しました。

セミナーではモロッコの民主化の経緯や女性の社会的地位の変革におけるニューメディアの役割を主題に、新憲法成立による経済的、社会的、政治的民主化に向けたモロッコの現状について紹介しました。


MEKNASSI氏はまず、モロッコで今年2月20日に起こった憲法改正や民主化を呼びかけるデモによって成立した新憲法について紹介し、「新憲法の成功はその評価は出ていないが、君主制と政府との権力のバランスが鍵である」と述べました。

続いてMEKNASSI氏は男女平等を推進する革命における女性の活躍について述べ、イスラム教に基づくフェミニズムが高く支持される理由について、イスラム教の教えやコーランの解釈の相違を利用し抑圧的な法律を覆す方法を取ることで、一般的なフェミニズムの活動よりも更に効果があったと紹介しました。

講義の最後に、MEKNASSI氏はFacebookやTwitterといったニューメディアが、厳格に管理統制された旧来のメディアから発進される情報と現実との“溝を埋めた”と述べ、「こうした動向はコミュニケーションの溝をも克服し、地域レベルから国際的な革命へと発展を遂げた」と今回の革命にはニューメディアの力が欠かせなかったことを強調しました。

セミナーの最後の質疑応答では、学生のほかセミナーに参加した教員からも質問が挙がり、内容をより深める論議を行う貴重な機会となりました。

取材:ALTANBAGANA, Saruul(APM2、モンゴル) APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant(SPA)>

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