中田行彦センター長 バングラディシュの環境国際会議で招待講演
2011年9月10日~11日に、北九州市小倉の北九州市立大学でInternational Conference on Environmental Aspects of Bangladesh (ICEAB11)「バングラディシュの環境国際会議」が開催されました。この国際会議で、アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター(AP-IMAC)の中田行彦センター長が、招待講演として、Dynamics of Innovation in Solar Cell Industry: Divergence of Solar Cell Technologiesを発表しました。
ICEAB11は、Bangladesh Environmental Network の日本組織であるBENJapanが運営した環境国際会議です。バングラディシュから日本の各地の大学へ留学し環境を研究している学生(おもに博士課程)およびバングラディシュの環境問題をフィールドスタディしている日本の研究者が主に参加していました。研究のアプローチは、社会学、農学、工学(水・排水処理、IT等)等、多様です。また、日本からは、九州大学、北九州市立大学や、琉球大学、岐阜大学等の広範囲の大学から参加していました。
招待講演:Dynamics of Innovation in Solar Cell Industry: Divergence of Solar Cell Technologies
発表内容:太陽電池産業のイノベーション・ダイナミックスを、日本、米国、中国、ドイツの事例から研究しました。その結果、非常に多様な技術がビジネス使われていることを見出しました。この多様な技術を受け入れる条件は、簡単な技術、急激に拡大する市場、強い参入意欲の3つの条件です。この条件では、多くの企業が入手・適応できる技術を用いて参入します。この結果、多様な技術がビジネスに受け入れられます。この分析結果がバングラディシュへ示唆することは、入手・適応できる技術を用いて太陽電池へ参入することです。
沢山の人に興味を持ってもらえて、コストや中国が大躍進した理由等の質問が出て、回答しました。
招待講演に対しBangladesh Environmental NetworkのGlobal CorodinatorのNazrul Islam氏から、記念の盾が贈られました。
2012年も北九州市立大学で開催が予定されています。
バングラディシュとの交流が、AP-IMACの使命である国際貢献とグローバル・ネットワークの形成につながることを期待します。
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