2004年12月26日、
インド洋大津波が発生し、多くのAPU学生の母国が甚大な被害を受けました。
幸いにも学生本人また家族に被害の情報はなかったものの、APUの学生にとって被災した地域は故郷であり、また友人の母国でもあります。
この未曾有の災害を身近な問題と捉えた学生有志が支援に立ち上がりました。
「愛の波」と名づけられたこの活動は、次第に大きな波となり、多くの支援・協力を呼んでいます。

 1月3日
 「友人のためにできることを」支援活動が始動


 災害発生のニュースを知った学生の動きは迅速なものでした。2日後の12月28日には、被災地出身の学生を中心に何らかの支援活動をしようという動きが始まりました。そして、12月30日にはAPハウスに有志約20名が集まり、大分市内にて募金活動を行うことを決めました。年明け早々、インドネシア、スリランカ、インド出身の国際学生を中心に、国内学生や他国出身の国際学生ら、合わせて約30人もが集まり、大分市のトキハ前とJR大分駅でパフォーマンスと募金活動を行いました。「母国を励ましたい」「友人の国の人々を助けたい」。そんな気持ちを込めて、インドネシアの「サマンダンス」など、母国の民族舞踊を披露。また被害の様子を伝える新聞を掲げて懸命に募金を呼びかけました。


 1月15日
 「愛の波」チャリティーイベントを開催

 その約10日後、支援の波をより大きく広げるきっかけにしようと、有志は大分国際交流会館でチャリティーイベント「愛の波」を開催しました。まず「愛の波」メンバーら50人がイベントに先立ち別府市内をパレード。のぼりやポスターを手に支援への協力を訴えました。交流会館でのイベントには学生や市民ら約400人もの人が集まってくれました。学生たちは民族衣装を身にまとい、故郷への思いをパフォーマンスに託しました。来場者からは「こんな短期間で、これだけのことができるとは」と驚きの声が寄せられました。


 1月28日
 自分ができる協力を考える
 「CROSSOVERSEA2005 −風船・・空飛ばしちゃおうぜ−」開催

 フリーマーケットやタコスの販売、ステージ・パフォーマンス、そして企業や市民などから協賛を得ての風船あげなど、多彩なイベントで各自にできる支援をしようという取り組み「CROSSOVERSEA2005」が開催されました。環境に配慮した、バクテリアによって完全に分解される風船を使い、復興への願いのこもった1300個余りの風船がAPUから舞い上がりました。


 1月31日 3月30日
 募金を日本赤十字社に寄付

 1月31日には一連のチャリティーイベントで集まった募金 1,204,356円を、3月30日には「CROSSOVERSEA2005」で集めた募金1,204,506円を日本赤十字社大分県支部に寄付しました。  


入学式で新入生にプレゼンテーション 立命館学園の取り組み


故郷のため、友のため
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入学式で新入生にプレゼンテーション
インド洋大津波災害に対する立命館学園の取り組み
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