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オン・キャンパス・リクルーティング—企業や団体の人事担当者の方々に直接来学して頂き、APU学生のみを対象に説明会や面接・筆記試験を行うという、APU独自のこの取り組みは、非常に高い関心と評価を頂いています。
 この取り組みを始めた昨年は87件、今年に入ってからはすでに100件を超える企業から申し込みを頂き、双方に成果の上がる活動として予想以上に速いスピードで定着しています。
 今回は、5月28日に国際学生を対象に行われたオン・キャンパス・リクルーティングを、東レ株式会社のご協力でリポート。その一日を追ってみました。



 
12:50
13時の開始を前に、すでに教室内には緊張した面持ちの15名の学生がスーツ姿で待機。言葉も少なく、独特の雰囲気が教室を包んでいる。
 
13:00 企業説明
  東レ(株)本社の小西明子人事採用課長をはじめ、2名の人事採用担当者によって会社説明が始まる。当然のことながら説明は日本語で行われ、日本語版の会社案内ビデオが上映された。これらを当たり前に理解できるという前提でスタートするのだ。小西課長の「あまりかしこまらず、気軽に質問を」という言葉にも、なかなか緊張は解れない。会社説明を担当された石井さんの冗談を交えながらの進行に、少しずつ和んだ雰囲気に変わっていくものの、学生の集中力が途切れることはない。配られたパンフレットを見ながら真剣に説明を聞いていた。
 
14:00 学生からの質問
  説明が終わり、質疑応答の時間。ある中国の学生からの「もし採用が決まったら、言葉や習慣のことも含めて、母国で働くことが一番力を発揮できるのでは?」という質問に、小西課長の答えは「中国の方だから中国へという狭い考えではなく、むしろ東レグループの基幹人材として、仕事のノウハウから経営の理念までしっかり身につけた上でグローバルに活躍して欲しいと考えています」というものであった。
 
14:30-17:00 いよいよ試験
  筆記、面接と、いよいよ試験が始まった。面接は3人1組のグループ面接。面接試験に臨むため教室に入る学生、そして面接を終え出てくる学生 — さまざまな表情が行き交う。
 
17:05 試験を終えて学生は・・・
  質問は「どうして東レで働きたいのか」「自分の持ち味は何か」などオーソドックスなものが多かったとのことだが、やはり面接という独特の雰囲気の中で自分を印象づけるのは、想像以上に難しかったようだ。台湾出身の学生は、「この緊張が最大の壁。友達と何度も練習したのに、本番となるとやはりあがってしまった」と話していた。ただ、グループ面接というスタイルは、他の2人の応対を見ながら自分と比較し、ウィークポイントが発見できるという思わぬメリットもあったようだ。
 
17:10 全てを終えて人事採用担当者は
(小西採用課長、石井さんにインタビュー)
「ここまでセッティングして頂けるのはAPUだけ。効率よく、しかもじっくりとリクルーティングできる」と、昨年に続いて企画に参加頂いた小西課長。「学生の皆さんの中で、東レに対する理解が進んでいることがありがたいですね。さらに『なぜ日本企業で働きたいのか』『どこに興味があるのか』この点についての意識が非常にはっきりしているのも頼もしく感じました。東レは素材メーカーとして、単に「作ったものを売る」だけでなく、私共の素材で世界のお客様にソリューションを提供できる存在でありたいと考えています。そのためには、人への興味や関心、異なる文化・生活への理解がなくてはなりません。APUで学ぶ学生さんはそうした素養を身につけていると思いますので、さらに東レマンとしてグローバルな舞台で自分を磨いてほしいですね」。
 一方石井さんからは、「面接で話を聞きながら、皆さんがAPUを本当に誇りに思っているのが伝わりました」との言葉に続いて、「APUのオン・キャンパス・リクルーティングは企業間でもその認知度が上がっています。今後卒業生が実績をあげていけば、ますます就職戦線での評価が高まっていくでしょう」という言葉が聞かれた。

 今後APU としては、このオン・キャンパス・リクルーティングからさらに進化した形の「採用直結型長期インターンシップ」も具体化させたいと考えています。

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