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インフォメーション
”アジア開発銀行の受注をめぐり、
3社のコンサルタント会社が激しいプレゼンテーションを繰り広げます。
はたしてどの会社の企画がクライアントの心を動かしたのでしょう…”
 これは「開発金融論」の講義風景の一部です。
 アジア太平洋地域が直面する問題を実践的に解決できる人材を養成していきたいという目的で2003年4月に開設された大学院では、大学院の特長を生かしながら、非常にユニークで、これまでになかったスタイルの講義がおこなわれています。


夏や冬の休みを利用してインターンシップや企業調査を行うために、各々行きたい企業に直接コンタクトを取って自分を売り込む。その企業へのアプローチの方法を学ぶ授業。その間、現状の報告を行いながらアドバイスを受ける。インターンシップを実現させ、レポートを提出しパスすれば単位取得。

授業を進める中で、高元教授は、自発・自立の精神を強調する。まず自分がどういう実務経験を積みたいか、どのような調査を行いたいかをよく考え、会社を選ぶ。そしてその会社の、ある部門や分野で、自分がどのような貢献ができると思うかを、まず手紙で的確に伝える。しっかりした履歴書も必要。受け入れ側の視点に立つことが大切だ。誰に伝えるのか、そのターゲットの選定や、フォローアップの仕方にも工夫を要する。大学院生は学部生と違ってより専門性を求められる立場にある。 「いざとなれば大学が・・・」という甘えは捨てて、自分で開拓していくことが大切。この過程は、自分のコア・コンピタンスについてよく考え、それをアピールするコミュニケーション能力を磨き、さらにそれを試す良い機会となる。
 日本語ができないと不利とか、日本企業は閉鎖的であるといった泣き言を言うなと叱咤激励しながら、高元教授は企業アプローチという実践から学ぶことの大きさを強調する。対象とする企業は日系に限らず、所在地も内外を問わない。活力のあるプロフェッショナルに育てるのがこの講義のねらいである。
 

SACHDEVA
Dheeraj

経営管理研究科(MBA)
1回生、インド
今、東京にある投資銀行でのインターンシップを計画しています。高元先生は厳しい批評家ですが、豊富な経験に裏付けられた先生の深い知識や教授法に感銘を受けます。謙虚で建設的な批評をくれると同時に、新しいアイデアや励ましもたくさん与えてくれます。卒業後は1-2年間日本で働きたいと考えていますが、そのためにはもっと日本語力を高めなければと思います。

NGUYEN
Thuy Thi Thanh

経営管理研究科(MBA)
1回生、ベトナム
今年の夏休みは、監査法人トーマツの大阪事務所で、投資相談サービスに焦点を当てたインターンシップを行うことが決まっています。このインターンシップは日本の職場環境(企業風土)を体験できるすばらしい機会になると期待しています(ただしこの期間の費用は自己負担と厳しいのですが)。卒業後は帰国して、留学前に勤めていた Vietnam Auditing Company に戻り、日本人クライアントを担当する仕事をします。日本からの顧客に対するサービスの向上をめざして、どんな勉強ができるのか期待しています。


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