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開学から8年目を迎え、ニューチャレンジでさらなる飛躍を図るAPU。今秋、カセム学長はアドバイザリーコミッティ企業様をはじめとするトップの方々と、企業が求める人材やAPUの特徴ある教育とその成果について対談を行いました。
今回は、全日本空輸株式会社取締役会長 大橋 洋治氏との対談の模様をご紹介します。 |


異質な文化との出会いを通じて、
自国文化への理解が深まります。(カセム)
カセム |
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会長には昨年、APUのトップ講演会においでいただき、学生に長年の国際ビジネスの経験にもとづく講演をお願いしました。 |
大 橋 |
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現代社会では、すべての生活の背景にグローバリズムがあります。ビジネスにおいても、私たちはグローバリズムのただ中で活動しています。そこで大切になるのは、自国のことをよく理解した上で国際性を身につけていることです。相手の話をよく聞く。対話する。そこで「違い」が明らかになった時に、柔軟に相手の立場を理解できること。こうした能力が大切です。APUの学生は、そういったところが非常によくできていると感じました。 |
カセム |
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APUでは会長のおっしゃる異文化コミュニケーションが日常的に生まれています。学生の約半分が留学生、しかもその出身国・地域は82にものぼります。学生が海外に出ていく機会も留学や海外研修だけでなく、留学生の出身国へ身軽に出かけていくなど、とても多いのです。これらを通じて様々な異質な文化、価値観に出会う。そこで初めて、自国の文化が理解できるようになるんですね。 |
大 橋 |
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教育の理想型は、アリストテレスとその弟子たちが散歩をしながら哲学について語り合ったギリシャの「逍遙学派」にあると思います。そうしたじっくりと時間をかける教育は、企業にはできません。学生時代だから、そしてAPUのような自然に恵まれた環境だからこそできる。 |
カセム |
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私もそう思います。同じ事を考えるにしても、心のゆとりが違いますね。 |
国際体験に裏打ちされた
若々しい感性を企業は求めています。(大橋)
大 橋 |
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若い感性が研ぎ澄まされた時期の経験は、一生の宝物です。そうした創造性、人間性、そして何より若々しさを、企業は求めています。 |
カセム |
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APUの卒業生の就職率は97%を超え、就職先も有名な国際企業ぞろいです。こうした成果も、会長をはじめ経済界の方々と活発に交流し、教育にご協力いただくなかで、APUへの理解が深まり、広まってきたからだと思います。 |
大 橋 |
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当社もこのたび、社内に「ANA人財大学」を立ち上げ、社員のキャリアアップを支援する仕組みづくりを再構築することにしました。APUの先行例にも大いに学ばせていただこうと思っています。これまでの日本になかった国際大学であるAPUには、今後も大いに期待しています。 |
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【学長対談】
大橋洋治氏
−全日本空輸株式会社 取締役会長− |
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