APUではキャリア教育の一環として、
さまざまな業界の第一線の現場で活躍されている方々の講演を聞き、
議論することで将来のキャリアを考える講座を正課授業として開講しています。
また、開学以降、企業のトップをはじめとする各界リーダーを講師にお招きして
トップ講演会も行っています。



 柳井氏はまず、若い頃にご自身が世界一周旅行をした話や、どうしてこのビジネスを選んだのか、また地方から全国そして世界へと店舗展開した自社の歴史について触れられました。
 次に、「ユニクロはあらゆる人が良いカジュアルを着られるようにする新しい日本の企業です。」というユニクロのブランドミッションを紹介し、「顧客を想像する経営、つまりお客様の要望に応えなければ価値がない」と経営理念を語られました。また、日本発の新しい日本の企業としてグローバル化に対応していくと述べられました。
 最後に、会場を埋め尽くした1200名以上のAPU学生に向けて「高い目標を持ち、仕事・勉強に励めば、その目標は必ず達成できます。世界中での活躍が可能な人間になってください。」とメッセージを送りました。









この科目では学生の職業観を深めることを目的に、各業界や職種での働き方、学生時代に学んでおくべき点など、社会の第一線で働く講師の方々が自らの経験に基づく授業を行っています。
JTBグループから講師をお招きした今回の授業では、最初に企業の概要が紹介され、旅行業界の形態などにも詳しく言及されました。また、観光立国として、日本が取り組むべき点など、今後のツーリズム産業の課題も講義いただきました。

 
株式会社JTB九州
地域活性化事業推進室
リーダー 
室岡 祐司様
 ツーリズム産業で大切なもの。それは、やはり人です。将来、アジア太平洋地域を中心に世界は大交流時代を迎えると予想されています。そんな時にも、必要とされるのはコミュニケーション能力や、グローバルな視点です。大きな市場を開拓していく上でも、気概にあふれ、お客さま・事業パートナーから信頼される人材が求められています。また、お客さまのニーズも非常に多様化しています。そうしたニーズへ対応するためにどのような提案ができるのか、自らの引き出しをたくさん持っていることも大切でしょう。
 私たちは、お客さまの満足に応えていくキーワードとして、「4つのS」を掲げています。まず、誠実であること、そしてスピード、それから専門性を磨き、信頼を築くことです。今後、観光業界に進もうと考えている人には、このような点に自ら取り組める姿勢が必要になってくると思います。
 今日の授業では、学生から積極的に質問があり、業界への関心の高さも肌で感じることができました。実際に卒業生も弊社で活躍しています。
 APUの学生は、地域貢献などを通して社会とのさまざまなつながりを学生時代から築いていると聞きました。そのような取り組みは、ぜひより一層伸ばしていただければと思っています。そして、APUの多くの学生さんにツーリズム産業に興味を持っていただき、日本の観光立国の実現へ向け、共に取り組んで行けることを期待しています。





〜JTBの講演をお聞きして〜

上西 貴裕 (APS 2回生)

 
 企業の方から仕事現場での経験談や自分の知らない世界をうかがって、自分の新たな可能性を発見する良い機会になりました。企業人として社会で働く方のお話は、教科書で学ぶ以上の新鮮さがあるので、自分の興味や考え方も広がります。  将来、私は教師になりたいと考えているのですが、今回の授業で、目標への道のりは決して1本ではなく、いろいろな道があるのではないかと感じるようになりました。今まで興味を持っていなかった分野でも、自分の引き出しとして活用していきたいと思っています。
 また、本日のお話の中で印象的だったのが「人と人との関わり」です。もともと人同士のつながりや、コミュニケーションの方法に興味があったのですが、人は一人では何もできないし、助け合いがあってつながって生きているということを、実際に社会で働く方のお話からひしひしと感じています。教育者を目指す自分にとって、とても心に残りました。教育者とは単に教えるだけでなく、その後の社会へとつながる人材を育てるためにも、自分が社会を広く知らなければならないと再認識しました。
 APUでは、他の大学ではできないようなさまざまな経験ができます。学べる全てのことを素直に吸収し、自分の視野を広げられればと思っています。

「アジア人財資金構想」
関連事業の採択について

 経済産業省及び文部科学省では、我が国企業に就職意志のある、能力・意欲の高いアジア等の留学生に対し、奨学金や人材育成から就職支援までの一連の事業を通じて、産業界で活躍する専門イノベーション人材の育成を促進する「アジア人財資金構想」を今年度から実施しています。
  この構想のうち「高度専門留学生育成事業」について、本学が管理法人およびプログラム実施大学となり、グローバル展開を積極的に行っている14社の日本企業とコンソーシアムを形成して提案した「グローバルビジネスリーダー育成プログラム」が採択されました。
  この「高度専門留学生育成事業」は選抜された優秀な留学生に対して、(1)企業ニーズに即した高度な専門教育プログラムや、(2)留学生が日本企業で働くために必要となるビジネス日本語教育、(3)日本のビジネス習慣などに関する教育、(4)インターンシップなどを提供するものです。
  本学では、この「グローバルビジネスリーダー育成プログラム」を通じて、将来、日本企業におけるイノベーション人材として社会科学系学部新卒の留学生に求められている、いわゆるブリッジ人材としての能力と高度なマネジメント能力を兼ね備えた、将来の「エリア・マネジャー」及び「グローバル・マネジャー」となる人材を育成します。
  また、「高度実践留学生育成事業」についても、学校法人麻生塾が管理法人として提案した「九州アジア高度実践留学生育成事業」が採択されました。これは九州地域におけるアジア地域との人材交流の好循環の形成と、地域産業界の国際化対応力の向上を目的としたものであり、本学はプログラム実施大学として、このコンソーシアムに参画しています。




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