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APUの学生登録団体「いろは」は、日頃節分や七夕など日本の四季に沿った文化行事を紹介、体験することで、国際学生はもちろん日本人にも日本を知ってもらうことを目的に活動しています。今年の夏は国際学生2名を含む総勢7名で、被爆地長崎へ平和学習ツアーを行いました。参加した学生2名のレポートを紹介します。 |
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長崎原爆資料館を訪れた「いろは」のメンバー
(左から3番目がLENGさん) |
LENG Lei Sing
(APS3回生、マレーシア)

「1945年8月9日の原爆投下後、長崎はどんな様子だったのか」「原爆の悲劇から60年、長崎市民は何を考え、見てきたのか」—幼い頃から祖父の戦争体験を聞いて感じていた、「同じ頃の日本はどういう状況だったのか知りたい」という思いと、日本で今なお戦争に関する議論が続くのを耳にしながら抱いた思いを胸に、私はツアーに参加しました。
長崎では、被爆者である和田さんとお話する機会がありました。和田さんの体験談は祖父から聞いた内容とほとんど同じで、この時私は「日本でも母国でも、市民には罪はない」ということに気づきました。
戦争を知らない世代である私達にとって重要なことは、歴史上で誰が正しく、誰が間違っていたかを探し続けるのではなく、将来二度とこのようなことが起こらないよう努力することだと思います。もちろん実現するためにはお互い理解し、協力しあう感覚を養う必要があります。時間はかかるでしょうが、最初の一歩を踏み出そうという気持ちがある限り、どんな困難も乗り越える可能性があると信じています。 |

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矢野 慶子
(APM3回生、日本) いろは代表

私達「いろは」は今回のツアーで、今まで知らなかった多くのことを知ることができました。それは既に「過去」のものかもしれませんが、過去を知った上で現在、そして将来を見据えることが大事だと考えました。「いろは」が目指している「知らないものを知るきっかけ作り」という一歩を長崎で踏み出し、次の一歩をどう踏み出していくかが今後の課題です。 |
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戦後60年、戦争と平和を考える—
「いろは」、長崎へ |
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