国際連合大学(以下・国連大学)には私費で日本に留学する途上国出身の
学生に対して資金を貸与する「私費留学生育英資金貸与事業(FAP)」があります。
このFAP受給者のひとりのAPU学生が国連大学でインターンシップに参加しました。
体験レポートを紹介します。


SAMSUDEEN Siyana Habeeba
(APS3回生、スリランカ)


 2004年夏にFAPでインターンシップを行いました。自らFAPの職員にインターンシップを申し出て、選考を経て実現しました。FAPでは初めてのインターンとなりました。私は将来、国連で働くことを希望しているので、関連機関で実地経験を積むチャンスが得られ、とても幸運だったと思っています。
 FAPでは、ニュースレターの制作などプログラムの推進のための仕事に割り当てられ、最良の結果を出すためにチームの一員として働くということを学びました。2人のインターン仲間がいたことも心強かったです。私たちはニュースレターの編集のために日本航空(JAL)のスタッフや、FAP受給学生など多くの人にインタビューしました。仕事には期限があって大変でしたが、親切なFAPスタッフが常に支援してくれました。また、期間中、様々な国際会議参加の機会が与えられ、実際の国連での物事の進め方も経験できました。この私のインターンシップの成果であるFAPのニュースレター、“OUTREACH”は2004年10月から国連大学のHPで公開されています。
 インターンシップ期間中、国連で働いている人々と数多く出会い、国連職員になるには、どのような経験が必要なのかなど貴重な助言を頂きました。将来のキャリアを考える上で重要な経験が積めたと思います。
現在、国連職員というゴールを目指し一層力を尽くして行こうと意気込んでいます。夢を成功させるための重要な道筋をこのインターンシップで見つけられたと自信を持って言えます。





 FAPの発行するニュースレターの作成が目的で、原則としてFAPの受給者か受給予定者が対象ですが、日本語の文章作成が必要なため、日本人学生も対象となります。インターンシップの期間は、夏期は7−9月中の最大3ヶ月、春期は2−3月中の最大2ヶ月。毎年5月と11月頃APUを通じて募集要項を案内します。応募は直接FAPへ行います。FAPについて詳しくは
https://www.fap.hq.unu.edu/
(ニュースレター、“OUTREACH”もこちらから御覧になれます)まで。
「ニュースレターは主に留学生にとって興味深く、参考になる紙面を目指していますので、自らも留学生であるインターンの視点で作成してくれるのを期待しています。これまでのインターンはこの期待に大いに応えてくれ、留学生の支えになりたいと願い、頑張っているFAPスタッフに希望を与えてくれています。インターンの仕事には苦労もありますが、ニュースレターが完成すると喜びひとしおのようです。あなたもこの感動を味わってみませんか」

FAPプログラム・オフィサー 大西好宣さん
プログラム・アソシエート 川合美由紀さん


 




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