現代GPの採択を受け、APUでは、より一層キャリア教育を推進するため、正課のプログラムとしてキャリア協力講座をスタートさせました。
 また、キャリア開発プログラムの一環として、開学当初から開催しているトップ講演会についても、この秋セメスターで多くの国際的な企業のトップクラスの方をお迎えし、業界の今と求められる人材などについて貴重な講演を頂きました。





第9回トップ講演会



講演者: 富士ゼロックス株式会社相談役最高顧問
小林 陽太郎氏
講演テーマ: 「新しい時代に生きる」


 小林氏は600名を超える聴衆を前に、「20世紀は様々な変化が起こった時代。アメリカ的な価値が持ち込まれ、日本も「脱亜・入欧」で進んできたが、現在世界は新しい秩序に向かって、流動化している」とした上で、「これから中国・インドなどアジアの国々が台頭する時代を迎える。日本もアジアとつながっていかなければ未来はない。アジアで意義ある役割を果たすには賢いだけでなく、隣国に対し、強く、謙虚で正直でなければならない」と「再入亜」という言葉を用いて今後の日本の方向性について述べられました。
 また、「こうした時代を生きていく上で、APUには非常に大きなチャンスがあると言えます。異なる文化・民主主義を経験した様々な人が集う中で、互いに学び、広い視野を持って自分自身の結論を導き出してください。」と会場の学生達にメッセージを送りました。




第10回トップ講演会




講演者: 富士通株式会社代表取締役社長
黒川 博昭氏
講演テーマ: 「夢をかたちに〜富士通のチャレンジ〜」


 黒川氏は、まず富士通の概要を紹介する際に、企業の気質、企業文化について、「DNA」という言葉を用いながら「企業というものは人間と同様それぞれ性格や特徴があり、それは企業が成長する中で形づくられ、企業の文化として定着するもの」と説明し、企業の成功の秘訣は、このDNAをいかに個々の従業員に定着させるかだと語りました。
  また、黒川氏が社長に就任した2003年以降、当時ITバブルの崩壊で痛手を負った富士通の再生への取り組みとして掲げた4つのチャレンジ目標と、それを達成するための具体的方策について述べるとともに、黒川氏自身の経営に対する考え方を述べられました。
  講演後の質疑応答の時間では、講演内容を踏まえた質問だけでなく、日本企業への就職を希望する国際学生からの就職活動に際してのアドバイスが欲しいといった声も挙がり、黒川氏は質問のひとつひとつに時間の許す限り丁寧に答えて下さいました。
  黒川氏の講演は、富士通という企業だけでなく、ビジネス界を理解する上で手がかりとなる幅広い見識を学生に提示したものとなりました。




第11回トップ講演会
講演者: 日産自動車株式会社取締役副社長
高橋 忠生氏
講演テーマ: 「日産のグローバリゼーション
 〜グローバルビジネス時代をどう生きるか〜」


当日の模様について、詳細はこちらをご覧ください。




第12回トップ講演会
講演者: 全日本空輸株式会社代表取締役会長
大橋 洋治氏
講演テーマ: 「あんしん、あったか、あかるく元気!
 〜アジアNo.1の航空会社を目指して〜」


当日の模様について、詳細はこちらをご覧ください。





キャリア協力講座


 APUでは、秋セメスターから「特殊講義」として、企業の方を講師に迎えた「キャリア協力講座」を開講しました。
  このうち、10月4日(水)にスタートした株式会社 ANA総合研究所のご協力による講座「航空・観光概論」は、まず全15回の講義を受け持つ3名の講師が、今後の講義の流れについてガイダンスを行い、引き続きANA総合研究所R&D事業部主任研究員の功力義雄氏が、初回講義として、航空の歴史から発展、現在の民間航空の役割について話されました。
  15回の講義では、航空業界の今日の姿について、航空政策の変遷、市場面、観光産業面などの様々な視点から、講師の方が実務体験に基づいて講義を行います。
  秋セメスターでは、上記の「航空・観光概論」のように、外部企業・機関のご協力を頂いた9科目の協力講座を開講しました。


「航空・観光概論」
株式会社ANA総合研究所
「新聞で知る日本と世界」
株式会社読売新聞東京本社・西部本社
「国際交流論」国際交流基金
「日本鉄鋼業と鉄鋼資源」
Nippon Steel Australia Pty. Ltd
「国際貿易論」「総合商社」
「ビジネスコミュニケーション」
ABIC(特定非営利活動法人 国際社会貢献センター)
「フィールドスタディ」
日本政策投資銀行大分事務所
「キャリアディベロップメント講座II」
複数企業協力
 

「航空・観光概論」




「新聞で知る日本と世界」





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