立命館アジア太平洋大学大学院、アジア太平洋研究科の博士前期課程には、アジア太平洋学専攻と国際協力政策専攻が置かれ、さらに後者にはこれまで開発経済、国際行政、環境政策および観光政策という4分野でのプログラムが設けられていました。
 2007年秋季からは新たに、アジア太平洋学専攻コースに現代日本研究、国際協力政策専攻コースに健康マネジメントという2つの新しい分野でのプログラムがスタートすることになります。
 ここでアジア太平洋研究科長山神先生にこの2つのプログラム概要のご紹介をいただきます。
山神 進
アジア太平洋研究科長
研究領域:国際政治、比較政治、
東アジア地域研究


現代日本研究プログラム

 現代の日本に興味・関心を持ち、日本国外ですでに外国語(英語)による日本研究に従事している方々やこれから従事しようとしている方々を念頭に、現代日本に関する深い理解を目指すものです。古くからの日本の文化・歴史に重点を置いた“日本研究”というよりも、アジア太平洋地域が抱える諸課題の中、今日の日本、日本とアジア太平洋地域を中心とした諸外国との関係の中での日本についての研究を行おうとするものです。このプログラムでは、従前からある日本を含むアジア太平洋地域に関する社会、政治、経済などの講義を修得することができるほか、日本の近現代史、現代日本の政治・経済、現代日本研究に関する講義の新設を予定しています。

日本文化の中心地 京都で1セメスター学ぶ

 立命館大学文学研究科との連携により第2セメスターは“京都で学ぶ”プログラムとし、立命館大学での講義と京都でのフィールドリサーチを組み込んだものとしております。この関係から、本プログラムへの入学時期は、2007年以降、毎年秋からとなります。なお、本プログラムも英語で開講するので、日本語の能力がなくても入学することができますが、別途日本語の能力アップを希望される方々には本学の提供する様々な日本語に関するカリキュラム等を提供します。

健康マネジメントプログラム

 このプログラムは、アジア太平洋地域が内包する問題を実践的に解決できる政策志向の人材育成を行い、知的国際協力の一助となることを目指す本学の基本目標の一環として開講されるもので、発展途上国においてすでに医療・保健にかかる業務や政策運営に携わっている方々やこれから携わろうとする方々を念頭に、健康マネジメントに関する調査、政策などに関する深い理解を目指します。モジュールとして健康政策、健康管理、健康教育および社会を基本骨格とし、それぞれのモジュールを基本としつつ、健康マネジメントに関する最新の諸科目の講義やフィールドワークの提供を予定しています。

今後ますます充実する学部、
大学院を一貫した大学院教育展開


 2007年秋からスタートするこのプログラムは、2006年度に設置した学部レベルでの健康・環境・生命インスティテュートにおける大学院教育展開にもかかわるもので、これに属する学生は、従前からある本研究科のプログラムの関連科目を履修することができるほか、新たに設置される健康維持、健康調査手法、健康に関する政策などの科目を修得することになります。




特別企画
キャンパスライフリポート
進路・就職

アカデミックリポート
<大学院情報>
2007年大学院の新展開
バックナンバーはこちら
インフォメーション
(c)copyright 2006 RITSUMEIKAN ASIA PACIFIC UNIVERSITY ホームへAPU
専門家からのメッセージへ