2015/12/21

セミナーレポート「観光のマクロ統計が抱える諸問題について」

2015年11月18日(水)、金城 盛彦 教授 (琉球大学 観光産業科学部)をお迎えし、 「観光のマクロ統計が抱える諸問題について」と題してRCAPSセミナーを開催いたしました。


【汪APS教授によるレポート】

琉球大学の金城盛彦教授が講演1.2時間をかけて、①沖縄観光の近況と課題、②沖縄観光 の課題と対策、③沖縄総合事務局の観光振興への取組、④(産業連関法による)観光の経 済効果は過大?、⑤TSA(Tourism Satellite Account)は使えない?について講演された のである。
講演において、出席者たちの興味を持たせるため、まず、グラフで「沖縄観光の近況と課 題」について、観光入域客数及び観光収入の推移、平均滞在日数、一人当たりの平均消費 金額、そして、沖縄観光の今後の課題と対策(滞在日数の長期化、外国人客の誘客拡大、 1人当たり消費額の向上など)について統計資料とグラフで紹介してくれた。
具体的には、滞在日数の長期化・観光消費額の向上等に向けた取組、オキナワン・カルチャ ーの観光メニュー化に向けた取組、人の流れの円滑化のため(交通渋滞緩和)の基盤整備、 沖縄観光の経済効果、国際基準の観光の経済効果の測り方などが挙げられる。
講演が終わってから、フロアからの質問も活発的である。質疑応答は30分が設定されてい たが、結局として10分オーバーし、講演は 午後5時10分に終了した。
なかなか中身のある講演ということで、出席者たちにとっていい勉強になると思う。

金城盛彦 教授

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