大変厳しい経済状況の中、APUの学生達は日々懸命に就職活動を行っています。早い段階で意中の企業・団体より内々定を獲得出来た学生が少なからずいる一方で、何らかの理由で活動を継続している学生もおります。例年、高い送り出し実績を積み重ねてきたキャリア・オフィスも今年は例年以上に学生指導・支援に力を注いでいます。学生のみなさんへは様々なメッセージを毎日送っています。とりわけ、以下の点について熟考する様求めています。

「APUの強み、自分の強みを再確認して、それを武器として自信を持って挑戦し続けて欲しい」
 多くの企業が国際化に目を向けている今、APUの持つ87カ国・地域のネットワークやキャンパスで培った国際性が今こそ強く必要とされている。
「多くの分野に沢山の可能性がある」
 自分の適性を勝手に思い込みで狭くしていないか?どんな業界・会社でも自分の働ける職場がある。例えばものづくりの会社でも、現場で直接ものづくりに関わる人ばかりではない。経理、営業、SEなどの部門もある。
「面接にあたっては、1分間でまとめるようにする」
 短く、簡潔に、わかりやすく、はっきりとした声で相手に話すことが大切。
「キャリア・オフィスのスタッフにどのようなことでも相談すること」
 若く、高い志を持った学生が世界へ羽ばたける様、大学全体をあげて支援体制を構築しています。
 

日本電気株式会社(NEC)で長年に亘り国際事業分野で活躍。NECヨーロッパ社 会長兼CEOを歴任。2008年4月にAPUに着任し、2009年4月から就職部長を務める。







開学以来、高い内定率を誇るAPU。今回は卒業生で地元新聞社に勤める江藤さんと、学生サークルAPU Timesに所属し、ジャーナリストを目指すNIRAULA Baburamさんの対談模様をお伝えします。

江藤 嘉寿さん
(APU3期生、
大分県在住)

2005年度卒業。2006年大分合同新聞社入社。2008年4月より国東支局長を務める。

NIRAULA Baburam
(APS3回生、
ネパール)

マスコミの仕事に興味を持ち、現在、学生新聞を発行するサークルAPU Timesに所属。


Baburam 江藤さんがマスコミの仕事に就こうと思ったのはなぜですか。また、苦労された経験などありましたら教えてください。
江藤 実は入学当初からマスコミという職業に関心があったわけではなく、きっかけは授業でした。水俣病の事について学んだとき、マスコミ報道の在り方というものに興味を持つようになりました。入社して最初に配属されたのは政治部でした。連日朝から夜中までとても忙しかったです。新人だったので慣れない上に体力的にもハードで大変でした。
Baburam 授業以外の方法として、江藤さんは学生時代にどんなことを勉強しておくと良いと思われますか。
江藤 そうですね。本やインターネットを活用してメディア論について学ぶ方法もありますし、学生のみなさんであれば、インターンシップ等を通して現場を知ることもいいと思いますね。
Baburam 次に、記者に必要なスキルを教えてください。
江藤 何事にも関心を持ち、労力を惜しまないことです。APUの環境と同じで、どんな人とも打ち解け、客観的に物事を考えることが大切ですね。報道は両論併記が原則です。現状を伝えるだけでなく、問題に対して解決策を導くことで社会貢献が図れると考えています。
Baburam 最後に、江藤さんにとってこの仕事の魅力とは何ですか。
江藤 公私共に人脈が広がり、人間的に成長できます。仕事がとてもハードな時もありますが、特ダネが取り上げられたときの何とも言えない満足感や達成感があるので、長く続けられています。大変ですが、とても楽しいです。皆さんも頑張ってください。
Baburam ありがとうございました。


【編集後記】

約3時間に及ぶ対談で、内容の濃いお話を伺うことができました。江藤さんはプライベートでも常にパソコン、カメラ、PHS、携帯電話を持ち歩いていると言われていたのが印象的でした。失敗しながらも自分のやり方を培っていく仕事で、人間的にも成長できると魅力を話してくださり、私たち自身もますますマスコミの仕事に興味を持つきっかけとなりました。

  取材:学生広報スタッフ(SPA)
左から1人目
JIMENEZ
(GSAD1回生、フィリピン)
左から4人目
小森 緑
(APS2回生、日本)
左から5人目
前原 博信
(APS3回生、日本)
左から6人目
保坂 亮介
(APS2回生、日本)







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