活動報告(2025年度)

在校生特命副学長・サミットメンバーが首都圏視察を実施

在校生

2025年10月2日(木)~3日(金)にかけて、在校生特命副学長およびサミットメンバーが首都圏視察を行いました。今回の視察は、活動テーマである「ライフロングラーナー(LLL)構想」を実現する場としてのAPUキャンパスの在り方を考えるために、先進的な事例から学びのヒントを得ることを目的として実施されました。

初日は、東京都町田市にある「桜美林ガーデンヒルズ」を訪問しました。同施設は、桜美林大学が運営に関わる高齢者向け住宅であり、大学と地域が連携しながら、多世代交流を促進するモデルとして注目を集めています。訪問時には、運営の成功例や課題、そして交流を生み出すための具体的な取り組みについてお話を伺いました。特に、「あえて少し不便にすることで入居者が共有スペースに自然と集まり、日々の安全確認を対面で行えるようにしている」という仕掛けが紹介され、日常の中で顔を合わせる機会を生む設計や、高齢者の安心を支える細やかな配慮に、参加メンバーは深い関心を寄せました。また、同敷地内には学生アパートもあり、大学生が高齢者と定期的に交流したり、施設内でアルバイトを行ったりする仕組みが整えられています。全32室中31室が入居済みという高い稼働率からも、その取り組みの成功がうかがえ、今後のAPUキャンパスやAPハウスづくりにおける重要な示唆を得る機会となりました。

2日目は、千葉大学を訪問し、CCRC(Continuing Care Retirement Community:継続的なケアが受けられる高齢者コミュニティ)を担当する田島准教授を訪ねました。CCRCとは、高齢者が健康な時期から住み慣れた地域で暮らし続け、介護や医療が必要になっても同じコミュニティ内で支援を受けられる仕組みを指します。田島准教授からは、全米のCCRC事例や、日本の文化・社会構造に合わせた「カレッジリンク型CCRC」モデル構築に関する講義が行われました。

その後、東京都が設立したスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」を訪問しました。同施設は、企業スポンサーの支援を受け、利用者が無料で活用できる国内最大級の起業支援プラットフォームで、今回の視察を通して、メンバーはAPハウス4における「CCRC構想と起業支援機能の融合」といった新たな可能性も見出し、将来のキャンパスの在り方を考える貴重なきっかけとなりました。

今回の首都圏視察を通じ、在校生特命副学長およびサミットメンバーは、今後の検討に向け、重要な示唆を得る事が出来、世代を超えて学び合う社会の仕組みと、多様な学びの空間づくりの可能性について理解を深めました。