プロジェクト紹介
東九州メディカルバレー海外販路開拓支援事業― 医療機器産業の国際展開を支えるAPUのネットワーク活用 ―
立命館アジア太平洋大学(APU)は、大分県が推進する「東九州メディカルバレー構想」の一環として、医療関連機器の海外販路開拓支援事業を受託し、2024年度にタイを対象とした調査・支援活動を実施しました。
※本構想に関わる海外販路開拓支援については、2022年度以降、ベトナムやフィリピンを対象とした活動にも継続的に協力してきています。
東九州メディカルバレー構想は、大分県から宮崎県に広がる地域において、医療機器産業の集積と地域経済の活性化を目指す取り組みです。
本事業では、APUが持つ国際的なネットワークを活用し、県内医療機器メーカーの海外展開を支援することを目的として、大分県からの委託を受けて参画しました。
活動では、タイの医療機関や関連施設への訪問調査、現地企業との商談機会の創出などを通じて、医療機器市場のニーズ把握と協力体制の構築を進めました。
現地調査により、高齢化の進展や医療需要の増加を背景に、医療機器市場の成長が続いていることが確認され、県内企業にとって有望な展開先であることが明らかになりました。
本事業の大きな特徴は、APUの卒業生ネットワークの活用にあります。
タイで医療・ヘルスケア分野に従事する卒業生が、現地機関との調整や情報収集、ネットワーク開拓に積極的に関わり、企業と現地関係者をつなぐ重要な役割を果たしました。また、その他の卒業生も参加した現地交流会では、実務的な視点から市場特性や現地事情に関する情報共有が行われ、県内企業にとって新たな関係構築の機会となりました。
APUは、このような国際ネットワークを活かした支援を通じて、地域産業の海外展開を後押しするとともに、産学官連携による国際協力の新たなモデルづくりに取り組んでいます。今後も、卒業生を含むグローバルな人的ネットワークを基盤に、地域と世界をつなぐ役割を果たしていきます。