プロジェクト紹介
商品の北米展開に向けたテストマーケティング支援― 多国籍学生の視点を活かし、海外市場への企画検討に協力 ―
立命館アジア太平洋大学(APU)は、国内菓子メーカーの海外展開に向けた調査・企画段階の取り組みに協力し、2025年5月から11月にかけて、北米市場を想定したテストマーケティングプログラムを実施しました。
本プログラムには、アメリカ国籍の学生9名とメキシコ国籍の学生2名が参加し、日本で販売されている商品の北米展開の可能性について検討を行いました。
企業担当者から提示された調査テーマをもとに、学生は実際に商品や競合商品の試食を行いながら、味覚やブランドイメージ、販売時のストーリー性などについて、日本と母国の感覚の違いを比較しながら分析を進めました。
さらに夏季期間中には、学生が自身の家族や友人、キャンパス内の北米出身の学生などを対象にヒアリングを実施し、現地の消費者視点からの意見収集も行いました。これらの調査結果を踏まえ、北米市場に適した商品コンセプトや訴求方法について検討を重ねました。
最終発表では、学生が企業の役員に向けてプレゼンテーションを行い、北米展開におけるストーリーテリングの視点やパッケージデザイン、味覚調整の提案などを提示しました。これらの成果は、今後の商品企画や海外展開戦略の検討に活用される予定です。
本取り組みは、企業にとって海外市場に関する実践的な知見を得る機会となるとともに、学生にとっても企業担当者と長期間にわたり議論を重ねながら、実際の事業制約を踏まえた企画検討のプロセスを学ぶ貴重な経験となりました。
APUは今後も、多文化・多国籍の学生が集うキャンパスの特性を活かし、テストマーケティングや市場調査などを通じて企業の国際展開を支援するとともに、実践的な学びの機会の創出に取り組んでいきます。