多くのAPU生が望む理想の校友会を創るためにまず必要なのは、校友会の存在を広く知ってもらうこと。ただ、国際大学であるがゆえに、卒業後に帰国したり、就職して海外へ出て連絡が途切れてしまうケースも。APUの校友会に大切なものは何でしょう?
後藤 |
私が校友会実行委員になったのは、人間関係が広がると思ったからです。実際に先輩達とタテの繋がりができただけでなく、在学生同士のヨコの繋がりも強くなりました。これは校友会という組織だからこそ築ける人間関係ですよね。卒業してから入るのが校友会、ではなく、学生の時から参加できる校友会づくりを行えば、卒業しても立場が「校友」に変わるだけで、在学時と同じように活動に参加してもらえるのではと期待しています。そのために、今私達が積極的に校友会をアピールする活動を続けていかなくてはいけません。 |
門脇 |
同時に、卒業してAPUから離れても自分から積極的に参加できる「仕組みづくり」も大切ですよね。たとえばWebサイトを活用した交流とか。 |
後藤 |
世界各地に存在するAPU校友とコミュニケーションを取るためには、Webが最も重要なツールだという意見は多く挙がっています。今回、より多くの在学生、校友の皆さんにアクセスしてもらえるようにサイトをリニューアルしました。校友の方からリレー式でエッセイを投稿してもらう企画など、見て楽しいWebサイト作りを目指しています。 |
門脇 |
Webを通じて情報発信できれば、APUを離れたメンバーが東京や、海外で集まろうという呼びかけもできると思うんです。 |
David |
APUからイギリスに留学する人は多いため、イギリスにはAPUの会ができているそうです。これって素晴らしい事ですよね。交換留学の派遣先の国にいる校友に連絡が取れて、現地の情報などを事前に教えてもらえたら、準備も楽だし不安も少なくなる。何より初めての国に行っても先輩に会えます。
こうしてそれぞれの場所で存在するネットワークを維持するためには、パイプ、つまりWebの役割は大きいでしょう。 |
後藤 |
APUは日本初とも言える国際大学だから、卒業生が増えてきた今、APUネットワークの基礎をどう築いていくかが大きな鍵になると思います。お互いが手を組んで発展していけば10年後、20年後には、世界のあらゆる場所で活躍するAPU校友のネットワークができる。それってすごいことになるな!って今からワクワクします。 |
門脇 |
APUで感じた、国や宗教を越えて人としてわかりあえる感覚が、これからの社会や企業でのリアルな問題を解決できるかもしれないと思います。校友会があるから共有できる経験もありますよね。これからもみんなでアイディアを出して校友会を盛り上げていきましょう。 |