経営管理研究科長
研究領域:
技術経営、新事業開発、
イノベーションマネジメント


設置の背景と意義

 このプログラムは、グローバリゼーションが進む中で、発展途上国が自国の文化・環境を生かし、自立的・持続的・個性的な経済制度を構築するため、自国で進行する制度的成熟と外国から注入される異質な制度への対応との中から達成される経済・経営システムの設計を学びます。
 発展途上国が、経済のグローバル化の中で、自国の経済・経営の発展を実現するには、自国の特徴や強みを反映させた経済制度・企業システムの革新が重要課題となっています。そこで、経済制度の多様性を前提とする「比較制度分析」の視点から、従来のMBAコースの基盤の上に、欧米や日本がいかにその近代的制度を構築し、経済・経営の近代化を達成したかを、国際比較して学びます。その上で、「ナショナルイノベーション・システム」を組み合わせた高度の専門知見を獲得し、構想力、実践力、リーダーシップを育成します。


学習の特色

 このコースは、現代のマネジメントを理解するMBAコースの通常科目と、その経済・経営の発展における歴史的な背景、国際的制度の比較の理解を深める科目で構成されます。
 第1段階においては統計学、マネジリアル・エコノミクス、経営戦略、技術経営、会計、ファイナンス、マーケティングの基礎理論を学習します。
 第2段階では国際経営研究、アジア企業経営研究、生産管理、IT経営、サプライ・チェーン・マネジメントの選択科目を通じて専門性を高めます。
 第3段階では開発経済、技術開発政策、持続可能開発理論、プロジェクト管理、アジア太平洋比較経済発展論といった専攻科目からマクロの視点を加え、さらに日本経済・経営発展史、日本型イノベーションシステムを学習します。その上で、ケーススタディ、フィールド調査によって、その国の経済制度設計、産業構造変革、企業のイノベーションへの具体的な応用の可能性を探ります。


想定される進路

 発展途上国において個性的な新産業・新事業創出を促進する制度設計や企業革新を担える人材、あるいは国際機関、多国籍企業でそのような制度設計を支援しうる世界的な展望を持った人材の養成を目指します。









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