
インターンシップ型
課題解決プログラム
APUの学生と校友が協力し、地球規模の課題に取り組むための
課題解決プログラム。
現代社会は、気候変動、教育、紛争、食糧安全保障、難民支援、自然災害対策など、緊急かつ重要な問題に直面しています。本プログラムは、これらの課題に対して実践的な解決策を探求することを目的としています。
APUの学生が主体となり、校友の支援を受けながら社会課題への理解を深め、実際の調査を通じて解決策を提案します。学生と校友が協力しながら、解決したい「問い」に取り組むことができる貴重な機会です。
このプログラムを通じて、社会課題に対する視野を広げ、実践的な問題解決のスキルを身につけることができます。
募集概要
連携イメージ
- 課題設定
- 校友リストから連携パートナーを選定
- 申請書作成
- 調査活動
- 調査報告書作成

- 所属先団体へのインターンシップ受⼊れ
- 在学⽣へのアドバイス
- 報告書作成指導
- 講演
2024年度の募集は終了しました。次回募集は2025年10月頃を予定しています。
⽀援内容
- 学⽣と校友⽣が気候変動、教育、紛争、⾷糧、難⺠•避難⺠•外国⼈材受け⼊れ、⾃然災害などの地球規模課題について問いを⽴て、1つのプロジェクトに対して調査し、課題解決を⽬指すことを⽀援します。
- 学⽣と校友⽣が上記の調査プロジェクトを共に実施することについて⽀援します
申請条件
- APUに在籍する学部⽣•⼤学院⽣と校友⽣で構成する2名以上で実施すること。
- 学部⽣:1~7セメスター⽣、⼤学院⽣:募集セメスターの翌セメスターまで在籍予定であること。
- 在学⽣は参加校友リストから、調査パートナーを選択すること。
- 学⽣と校友⽣が同じGoalに向かって実施する調査や活動であること。
- 校友⽣は個⼈の活動として参加すること。
- 新規で⽴ち上げるプロジェクトであること。
- 国内外の⼤学や研究機関と連携することを推奨する。
- 同時期に募集される「イベント•プロジェクト⽀援制度 B」へ申請していないこと(併願不可)
⽀給⾦額
1団体/個人あたり上限50万円として支給します。プロジェクト活動期間は半年を想定しています。
申請スケジュール
- 10⽉に募集を⾏います。書類選考の締め切りは10⽉31⽇〆切り。
- 当⾯は年1回の募集を想定しています。
- 最⼤2団体/個⼈に⽀援を予定しています。
- 書類選考期間中に連携を希望する在学⽣•校友とのマッチング⾯談を実施します。
- 書類選考に通過するのは、マッチングが成⽴したグループのみとなります。
- 結果通知は書類選考通過者に、募集〆切から3週間以内を⽬途とします。
- 書類選考通過者には、最終選考のためのプレゼンテーションを実施します
- 最終合格者は12⽉初旬に決定予定。
募集⽅法
10⽉初旬を⽬処にキャンパスターミナルで告知、募集します。選考基準を踏まえ、申請フォームより活動計画書を提出してください。
選定方法
申請条件の基準を総合的に考慮し、以下の観点からAPU校友会みらい創造寄付基⾦運営委員会で決定します。
(ア) | プロジェクトの目標と内容:学生・校友生が提案したプロジェクトの目標が明確であり、社会的な意義があり、実現可能性が高いかどうかを評価します。 |
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(イ) | 校友生によるメンターシップ:調査プロジェクトの目標達成のため、校友生が学生のメンターとなることを評価します。 |
(ウ) | 社会的影響と持続可能性:プロジェクトが持続可能であり、将来的に社会的な影響を与 える可能性があるかどうかを評価します。 |
(エ) | 学生のリーダーシップと貢献度:学生がプロジェクトのリーダーシップを発揮し、チームメンバーや関係者と協力して取り組んでいることが期待できるかを評価します。 |
(オ) | 学生の学びと成長:プロジェクトが学生の学びや成長にどの程度貢献するかを評価します。 |
(カ) | 予算の適正性:提案された予算がプロジェクトの目標や内容に見合っているかどうかを検討します。 |
選考の流れとスケジュール
日程はおおよその目安です。
日程 | 内容 |
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10月中 | 申請期間 |
11月初旬~中旬 | 書類選考期間 |
11月中旬~下旬 | 校友・在学生マッチング面談実施期間 |
11月最終週 | 最終プレゼンテーション |
12月初旬 | 結果発表 |
支払いについて
活動費については、上限50万円の範囲内で領収書に基づく実費精算を原則とします。
ただし、高額な立替が必要で団体の負担が大きい場合や、講師謝礼など対外的に迅速な支払いが求められるものに関しては、事前の相談に基づき、大学で支払う場合もあります。
個人・法人問わず、直接的に事業収入につながる費用は支給対象外となります。
精算時期は前半期・後半期に分けて大学が採択者・団体に払い戻しをします。必要書類(活動報告書、経費精算書、領収書)を提出後、約1か月を目安に指定口座へ振込みます。
支払い対象となる経費 | 交通費(在学生の市内交通費は原則対象外) |
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宿泊費 | |
講師謝礼 | |
研究に必要なデータベースの使用料 | |
支払い対象とならない経費 | 飲食費 |
交際費(手土産代など) | |
通信費 | |
学会会費 | |
その他、APU校友会みらい創造寄付基金運営委員会が補助対象外と判断したもの |
成果発表について
活動終了後、報告書の提出と寄付者向け(みらい創造基金事務局、校友会を含む)に成果発表を実施していただきます。
その他
- 寄付者も対象となる成果報告会への参加や、実施レポートの提出が必須となります。
- 本ウェブサイト、インスタグラム、Noteなどへの掲載を予定しています。
協力校友リスト
2024年度実績(2025年度募集では変更になる可能性があります。)
永野雄太さん (アジア太平洋学部 2013年春卒、日本)

デジクロ株式会社 創業者兼CEO
APUを2013年卒業。学生時代はイギリスの交換留学や、グラミン銀行でのインターンシップを経験。新卒で三井住友銀行に入るが、半年で退職しカンボジアに渡る。
現地採用としてマイクロファイナンスおよび不動産ファンド事業に3年弱携わる。その後2社起業。
デジクロでは小口融資、後払い、マーケットプレースのアプリを運営。世界では約10億人が金融アクセスなく、カンボジアにおいても人口の4−5割が非銀行利用者層と言われている。従来の与信審査に使われる担保や保証人を持たないことが原因でお金を借りることができず、経済活動に参加するのが困難な状況が続く。そこで当社は顧客のスマホの情報から審査し、一瞬で信用枠を付与するアプリを開発。現在200万ダウンロード、登録ユーザーは10万を超える。
2024年5月ハーバード大学公共政策大学院修了
【伴走可能な分野】
フィンテック、カンボジアでのフィールド調査など
【支援できる内容】
インターンシップ、メンター、海外大学院・起業などのキャリア支援など
【活動の詳細がわかるWebサイト】
https://speanluy.net/
ライ シャラドさん (アジア太平洋学部 2011年春卒、ネパール)

2011年にAPUを卒業後、東京大学大学院へ進学。卒業後はソフトバンク株式会社で新規事業開発に従事し、2019年には東京大学博士課程へ進学。
APU在学中にNPO法人 YouMe Nepalを立上げ、代表理事としても活躍中。「国に恩返し」という想いで、2011年にネパールの故郷に「YouMe School」を設立し、現在では2校で800名以上の生徒たちに教育中。2028年に、YouMe 工科大学(YouMiT)をつくる計画中。
また、産業化が進んでいないネパールにIT産業を根付かせるというビジョンのもと、2020年にIT系の会社を東京とカトマンズに起業。現在4社を経営し、母国ネパールの未来を変革するために挑戦中。
【伴走可能な分野】
教育、起業、国際協力
【支援できる内容】
YouMe スクールにインターンを受け入れる。
ネパール現地のサポート
【活動の詳細がわかるWebサイト】
https://youmenepal.org/
https://tai.com.np/
小野ヤーナさん (アジア太平洋学部 2008年春卒、ウクライナ)

ウクライナ出身。約20年前に日本に移住し、現在も日本在住。2008年に立命館アジア太平洋大学(APU)を卒業し、APUでの学びを通じて日本文化に深く触れるとともに、世界中に多くの友人を作る。
卒業後は、横浜にある自動車輸出会社に就職し、数年間勤務。その後、家族とともに九州に戻り、長崎に拠点を移す。長崎では、国際的な視野を活かして、様々な国の障害者を支援する活動に携わり、障害者支援を中心に活動する「ビューティフルワールド」というNPO法人を設立。
2022年にウクライナで戦争が勃発した際、自身のNPOを通じてウクライナから日本に避難する家族をサポートし、難民の受け入れを積極的に支援。同年、別府市が難民の受け入れや手続きを支援してくれることになり、家族とともに長崎から別府に移住。避難民が日本での生活に順応できるよう支援を続ける傍ら、ウクライナ国内でも複数のプロジェクトを推進している。
現在は、別府にウクライナセンターを設立することや、ウクライナにおけるリハビリセンターの設立に向けて取り組んでいる。また、戦時中の爆撃で家を失った人々の住居修復にも尽力したいと考えている。
【伴走可能な分野】
社会的課題
【支援できる内容】
情報提供
調査指導
調査実施に関わるアイデアの提案
【活動の詳細がわかるWebサイト】
www.bwnpo.org

お問い合わせ
プログラムの詳細や申請書類の作成など、不明な点がある場合は以下の事務局にお問合せください。
立命館アジア太平洋大学
アウトリーチ・リサーチ・オフィス(A棟2階)
APU校友会みらい創造寄付基金 事務局
E-mail: giving@apu.ac.jp
