卒業生が在学生に講演 GOAL講義を開催
- 教育プログラム
2025年6月27日(金)、CLEは「GOAL(Global Alumni Lecture)講義」を開催しました。
CLEの「GOAL(Global Alumni Lecture)講義」は、APUで言語を学び、その言語を活かして世界中の様々な職業についた卒業生がAPUキャンパスに戻り、仕事を通じて得た知識や経験を在校生に共有するものです。在校生には将来のキャリアゴールを描き、APUでの学びを卒業後のキャリアとどのようにつなげていくかを考えるように促される機会となっています。
今回の講義には、卒業生の阿志慎太郎さん(アジア太平洋学部 2017年卒業、スリランカ)が登壇し、講義には日本語クラスを履修する多くの国際学生が参加しました。
阿志さんはAPU卒業後、日本で自動車メーカーに入社し、現在は世界展開するアパレル製造小売業で働いています。卒業後はずっと日本企業に勤め、講義でも流ちょうな日本語でお話された阿志さんですが、APU入学時は日本語を全く話せず初級クラスで学び始めたそうです。講義では、日本での就職を視野に入れる受講生たちに向けて、日本語での就活や働きかたについて、実体験を交えた有益な助言が伝えられました。就職活動中の面接では日本語の意味がわからないこともあるが、素直に単語の意味を質問することで、相手も専門用語を使ったことに気付くことができ、円滑なコミュニケーションを生み出せるという具体的なアドバイスもありました。
また言語に関わらず、日本では学生時代から社会に出ても一貫して人間関係が重要であると述べました。円滑な人間関係が構築できるか、チームとして行動できるかは、就職活動中も入社後も見られるので、学生時代から意識すべきだと助言しました。また学生と社会人の違いについて、「学生時代は守られており容易に許してもらうことができるが、社会は厳しくアンフェアなことが多い。だからこそ学生時代は多くのことにチャレンジしてほしい」と学生を激励しました。阿志さんの親身で具体的なご助言の数々に、受講生からは多くの質問が寄せられました。
今後もCLEでは、学生が多様なシーンで実際に活用可能な言語力の育成を目指し、講義を展開して参ります。
