それって価値ありませんか?
林 暁甫(APS2回生、日本)
 別府市駅前通りにある駅前高等温泉。この温泉の前で町民の方々の協力を得ながらカフェを始めたのは4月末のことでした。目的は、改修の必要に迫られた高等温泉の建物の修繕を行い、今後も使用していくための資金を集めること。
 むやみに古いものを守るのではなく価値をしっかりと見極め、価値あるものに対しては手を加えながら使い続けることが大切ではないでしょうか。私自身、高等温泉は間違いなくこの駅前通りに必要で、価値あるものだと考えて支援活動を始めました。
 これまで、売り上げから「高等温泉基金」として約5万円を積み立てた他、カフェ前に設置した募金箱には約3万円もの募金が集まりました。さらに、「カフェを経営する」という活動を通じて、計画性を持って活動内容を考えること、限られた予算規模で最大限の価値を生み出す方法を常に考える必要があることを学びました。これは理屈では簡単に思えても、いざ実践すると難しいものでした。
 今後も、私たちが継続して取り組んでいくことで、やっぱり高等温泉はこの場所に必要だと思う人が増えていけば嬉しいですね。




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