児童買春撲滅を訴えて サンピッコロプロジェクト

出展期間:
場  所:
2005年8月19日
瀬戸開場 市民パビリオン


 「地球の愛し方」という市民パビリオンのメインテーマのもと、私達サンピッコロプロジェクトは、児童買春撲滅を訴えるために出展を行いました。
 当日は、児童買春の被害に遭う子どもたちが、どのような悲惨な状況に置かれているのかをミュージカルで表現し、その上でAPU学生のインタビュー映像と併せて「私達にできることは何か」を提案するメッセージを発信しました。
 さらにNGO団体などで国際協力に携わる活動をしている専門家を招き、トークイベントを行いました。専門的に携わっている方の意見を通じて児童買春という問題を見ることで、私達自身の活動を振り返り、この事実ともう一度向き合う機会となったことはとても有意義でした。
 1日限りの出展でしたが、たくさんの方が足を運んで下さいました。これは市民パビリオン企画の観客数としては最多とのことでした。そして、多くの見学者の目に浮かぶ涙を見た時、この問題に対し何か感じてくれたのだということを実感することが出来ました。
 この万博での経験を生かし、現在・未来に生きる子どもの笑顔に光が満ちるよう、今後も児童買春撲滅を目指して活動していきたいと考えています。



世界の歴史教科書博覧会

出展期間:
場  所:
2005年月8日22日〜28日
瀬戸会場 市民パビリオン

 「愛・地球博」での出展は、毎日約1300人の来場者の方との出会いの場でした。
 私達「世界の歴史教科書博覧会」の4回目の展示となった今回は、今まで以上に展示ガイドに力を注ぎました。最大の収穫は、来場者の方との生の対話です。小さなお子さんから年配者の方、戦争体験者の方までいろいろな世代の方とのお話ができたので、今まで気づかなかったような新たな視点を教わりました。また、展示を自分の言葉で説明することで、相互理解や平和について自分自身の理解を深めることができました。そして何より私達の活動がどんな反応を受けるのかを、肌で感じて学び取ることができました。その結果、今までで一番しっかりした、そして、満足のできる展示ができたと強く感じています。
 この経験が、これからのサークルの土台作りにつながり、さらなるステップにつながるのです。今回の展示のために重ねてきたエネルギッシュな数百時間の議論は、確実にサークルの基盤を築き上げました。
これからは、日本以外での出展にも挑戦したいと考えています。人とのつながりを大切にしながらこの活動と「100年後の世界を平和に」という理念を後輩に受け継いでいきたいです。



オーストラリア館で通訳と案内役を体験

PEARCE. Kylie Frances
(APS3回生、オーストラリア)


 オーストラリア館は、先住民族アボリジニの格言「後世の人々のために」をテーマにし、それには「過去から学んだものを現代社会に取り入れれば、未来に向けて、持続的な発展を遂げることができる」という意味が込められています。館内も、テーマに沿って過去から現代、未来と展示が続き、未来には巨大なカモノハシが待ち受けています。カモノハシは私の国に6万5,000年前から生息する動物で、私達の環境保全と関わって生存し続けています。
 万博で働いた半年間、多い時には1日2万人ものゲストを迎えました。フォーマルな日本語を使いこなし、時には日英両言語でのVIPの案内や、ショーの司会も行いました。母国の紹介を日本で行うという貴重な経験は、私の人生に大きな変化をもたらしました。
 何よりこうした国際的なイベントの経営手法を間近で学べたこと、多くの国の友人と個人レベルで国際的な接点が持てたことが、万博を通じて私が得た素晴らしい成果でした。また、就職活動を控え、日本の一般的社会に触れられる場所で働いたことは、自分自身のキャリア形成に大きく影響を受けたと思います。



特別企画

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APU in 愛・地球博
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戦後60年、戦争と平和を考える—
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