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大分県知事
広瀬 勝貞
栄えある立命館アジア太平洋大学の学位を取得され、晴れて卒業される皆さん、誠におめでとうございます。
出口学長をはじめ教職員の皆様の熱意あふれるご指導に深く敬意を表するとともに、卒業生の成長を温かく見守り、深い愛情を注いでこられたご家族の皆様にも心からお慶びを申し上げます。
APUは、2000年4月の開学以来、国際社会に貢献する多くの優秀な人材を輩出してきており、国際的な高等教育評価機関QS(Quacquarelli Symonds)が本年6月に発表した世界大学ランキングで初めてランクインし、日本の私立大学では全国5位の評価を受けるなど、国内外にわたり高く評価されています。
また、2023年4月には新学部「サステイナビリティ観光学部」を開設する予定であり、学びの広がりとともに、新たな分野での人材の活躍も期待されます。
本日卒業を迎えられた皆さんは、94ヵ国・地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスにおいて、国際社会の中で大いに活躍できる人材となるため、学業に精励されました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大など、さまざまな事情により、当初思い描いていた学生生活を送れなかった方もいらっしゃるかと思いますが、それでも新しい学びや教育環境に柔軟に対応するなど、創意工夫で多くの逆境を乗り越えてこられました。こうした経験が、変革の時代における皆さんの糧となり、新しい時代を切り拓く大きな力になるものと確信しています。
卒業及び修了後もこれまで培ったグローバル・マインド、人的ネットワークを存分に発揮し、それぞれの分野で活躍され、アジア太平洋地域の発展に大きく貢献していただくことを期待しています。
結びに、多くの思い出が詰まったこの大分を第二の故郷としていつまでも愛していただき、国と国、地域と地域、人と人、そして大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを願いつつ、皆さんの今後のご活躍と立命館アジア太平洋大学の更なるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
別府市長
長野 恭紘
本日、晴れて立命館アジア太平洋大学を卒業されます皆様、そしてご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。別府市民を代表して、心からお慶び申し上げます。
この輝かしい日を迎え、卒業生の皆様は、在学中の様々な出来事に思いを巡らせていらっしゃることでしょう。ここ別府で積み重ねた世界の仲間との友情、信頼、共に辛苦を重ねた時間は、一生の宝として皆様の胸に刻まれることでしょう。
コロナとの戦いは3年目となりました。この間には、家族や友人と直接会うことが叶わなかった方、就職活動で苦労した方など、想定外の事を経験したことでしょう。しかし、我々はこの経験から多くのことを学び、工夫し、前進してきました。
別府の湯けむりは、温泉の熱に温められ空高く舞い上がり、再び恵みの雨となって地上に降り注ぎ、年月をかけて温泉へと姿を変えていきます。在学中に味わった全ての尊い経験は、この別府の温泉のように巡り巡って、自身の血肉となり糧となるはずです。
今日、別府から巣立つ皆さんは、別府でのたくさんの出会いを胸に、輝かしい未来へ向かって空高く羽ばたいてください。そして、多様な文化に触れ、経験し、乗り越えたことを誇りに、皆様にとって第二のふるさと別府のことをいつまでも忘れずにいてください。
再び世界中から多くの人が別府を訪れ、様々な文化や民族が共存する多文化共生のまちとして別府市が益々発展できるよう、卒業後もどうか皆さんの知恵と力をお貸しください。これからの皆様の輝かしいご活躍を心から祈念いたしますとともに、また別府でお会いできることを期待申し上げ、お祝いの言葉といたします。
国際経営学部長
経営管理研究科長
アルカンタラ・ライラーニ・ライネサ
ご卒業おめでとうございます!
自らを誇り、未来への希望を胸に抱いてください。
これまでと異なる環境で暮らし、学ぶには、いかに勇気がいるでしょう。最近、個人的に痛感したところです。
APUは、他のどことも違います。「普通」からかけ離れた場所です。皆さんは、ここで学ぶと決めたとき、居心地の良い日常から飛び出す決心をしました。それは自分自身への挑戦でした。耳慣れない言語の飛び交う環境に身を置くには、勇気がいりましたね。多様な価値観の中では、批判的に考え、動くことが求められますが、皆さんは勇気をもって臨みました。たくさんの勇気を振り絞れたからこそ、皆さんはこれほど多くを学び、一生を通してかけがえないと思える人たちと出会うことができました。
皆さんの中に宿る勇気を忘れないでください。勇気こそが、まだ見ぬ可能性に溢れた場所へと皆さんを導いてくれます。その可能性は無限に広がっていきます。
いつも勇気を胸に、前に進み続けてください。これからもつながっていましょうね。
本当におめでとうございます!
アジア太平洋学部長
アジア太平洋研究科長
佐藤 洋一郎
人生の節目を迎えた皆さん、ご卒業おめでとうございます。
卒業は、あなたが仲間たちと共に生活し、学び、友情を育んだAPUで、努力の成果が実った記念すべき日です。学生時代に経験した困難は、ほろ苦くも良い思い出として、これから生きていく上での礎となり、あなたを支えてくれるでしょう。
在学期間のうち2020年春以降の2年半をコロナウイルスパンデミックの下に過ごし、一時期は授業が全面的にオンラインになるなど、本来想定した学生生活とは大きく異なるものになってしまいました。しかし、皆さんは逆境にもめげず、出来るだけのことをしてあげたいという大学の期待に応えてくれました。
どのような道に進もうとも、ここで得た知識やスキルは、進路を切り開いてくれるはずです。APUらしいチェンジメーカーとして成長したあなたは、どこにいても、その力を発揮してくれると期待しています。世界中に築いた友人たちとのネットワークは、あなた自身の目となり、耳となり、知恵となり、手助けしてくれることでしょう。複雑化していく現代社会で、物事の大小にかかわらず前向きな変化を生み出していけるよう、今後も努力を続けてください。