世界各国総勢1,141名の新入生を歓迎
(2008年4月入学式)


 4月2日(水)、2008年4月入学式が別府市のビーコンプラザで開催され、1,141名の新入生を迎えました。

 春の入学者数は、45カ国・地域出身の学部生1,029名(国内学生755名、国際学生274名)、大学院生56名(国内学生1名、国際学生55名)、短期・交換留学生56名(国内学生16名、国際学生40名)です。ボツワナ、ホンジュラス、トルクメニスタン出身の学生の受け入れはAPU初となります。

 式では、新入生学部代表の吉永理恵さん(APS、日本)、大学院代表のLASMINさん(GSM、インドネシア)がそれぞれ挨拶しました。吉永さんは「世界中から集まった学生の皆さんと共に学び、成長し合い、世界観を広げていきたいと、決意を新たにしています。国際人としてしっかりと自分の考えを持ち、これからの社会に貢献できる人間になるための一歩をここから踏み出したいと考えています。」と抱負を述べました。

 入学式の締めくくりには、恒例のAPU在校生によるサークルパフォーマンスが盛大に行われ、新入生のAPUでの新たなキャンパスライフにエールを送りました。



CHAITHAT Pongpat
(APS、タイ)

 私が通ったタイの高校はとても小さく、家族のような雰囲気のもと高校生活を送ってきましたので、ここAPUの多文化的な環境に圧倒されると共に、期待を大きくしています。
  私は、国際大学として名高いAPUでぜひ学びたいと思い入学し、早速、南アフリカ出身の友人ができました。
  APU入学後は「国際社会ガバナンス」を専攻し、国際社会で活躍し業務を遂行するために必要な手法を学びたいと考えています。
  すでに母国でテレビから日本に関する様々な情報を得ていましたが、日本を訪れたのは今回が初めてなので、もっと日本やそこに住む人々について学ぶために、ボランティア活動に取り組みたいと思います。
  卒業後の進路はまだ決めていませんが、私の大きな夢はいつかユニセフ(UNICEF)で働き、人々のより良い未来のために尽力していくということです。
LASMIN
(GSM、インドネシア)

 私は学部生の時、経済学と会計学について学び、12年間インドネシア財務省に勤務してきました。APUは、アジア太平洋地域への関心の高まりに対して、積極的に取り組んでいるので、APUの大学院への進学を決意しました。経営管理研究科では日本とアジア太平洋地域のビジネスについて研究したいと考えています。
 日本で暮らすのは初めてなので、日本の人々や文化、習慣についても学びたいと思っています。また、言語はその国の文化の中でもとても重要な部分を占めるため、日本語についても学びたいです。
 私は、人道支援活動に関心があり、APUの多文化環境で得られる豊富な人脈を将来の私の強みとして活かしていきたいと思います。
  卒業後は復職し、APUで学んだ知識を活用し、自国の更なる成長に役立てたいと思っています。 
吉永 理恵
(APS、日本)

 私は高校2年生の時、カナダに留学したことをきっかけに、外国文化や言語の勉強をしたいと思うようになりました。そして、日本でも有数の多文化環境にあるAPUへの入学を決めました。
 入学後は、APSで環境問題など国際的問題についての理解を深めると共に観光産業について学び、それらの専門的知識を身に付けたいと考えています。特に別府市は観光都市であり、これから観光産業を専門的に学ぶ私は、地域活動などにとても興味があります。
 また、80カ国・地域以上から学生が集まるAPUで、様々な国・地域の学生と友達になったり、国際的ボランティア活動にも参加したりしたいと思います。
 APUでの4年間では語学と専門的知識を養うだけでなく、多分野にわたる経験を積み、将来は、海外で観光の仕事に就くことを目標に頑張ります。