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2017/02/15

音楽との運命

2017/01/26

「Finding Home~故郷を探す~」写真展

2016/12/09

カルチャーワゴンキャンプ

2016/11/25

Trick or Treat-お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!

2016/11/24

熊本子どもキャンプ

2016/10/6

国際大学間コンソーシアムの学生セミナー「地球市民と平和」


午前中は学生で、午後は外交官―−そんな自分を想像したことがありますか? 私は三人のAPU学生と一緒に、国際大学間コンソーシアム(INU)の学生セミナー「地球市民と平和」の一環として、約一週間、外交の世界に身をおく機会に恵まれました。このセミナーはAPUも加盟している国際大学コンソーシアムの主催で、共催の広島大学で毎年開催されています。


今年のテーマは「グローバルな文脈における先住民族の権利」で、とくに世界の先住民族と国家、さらには相互の結びつきを強めているグローバル化した世界との力学関係が浮き彫りにされました。セミナーの中心は講義と模擬外交です。午前の講義では、南アフリカ、インドネシア、オーストラリア、南米の各地域のケーススタディを通して、世界の先住民族が抱える問題について学びました。また倫理的意思決定についてのセッションもあり、国際問題や異文化間の問題を解決する状況においてしばしば遭遇する、倫理的に複雑な状況での考え方を学びました。毎日、講義が終わると、国連総会(UNGA)の先住民族の権利についてのセッションの縮小版があり、私たちはそこで外交官の役を演じました。ほぼ一週間にわたるこの模擬セッションでは、まず国(グループ)に分かれて国連決議の修正草稿を作成することから始め、つづいて草稿と修正について各国間で交渉を行いました。クライマックスは国連総会のロールプレイで、参加各国が討議し、最終決議を採択しました。



従来の講義と並行して外交の世界を体験するという方法によって、参加者は、学んだことを現実世界の状況に近づけて考えることができます。多くの国際問題同様、先住民族の権利に関する問題も、けっして一面的ではありません。外交セッションでは、ほとんどの参加者が自分の国籍とは異なる国に割り当てられました。たとえば私はインドネシア出身ですが、ほかの二人の参加者とともにコンゴ共和国に割り当てられました。私たちの誰もコンゴ人ではありませんが、その一週間は、コンゴ共和国の外交官になりきらなければなりません。すべての国グループが異なる国籍の学生で構成されたこともあって、その一週間は先住民族の権利についてのみならず、国際理解と異文化理解についての集中講義のようにも感じられました。


セミナーの核である先住民族の権利というテーマをめぐる活動に加えて、参加者は、広島平和記念式典に出席する機会がありました。これは第二次世界大戦で広島市に原子爆弾が投下されたことを忘れないため、毎年8月6日に行われているものです。私たちは平和記念資料館も訪問しましたし、被爆者の小倉桂子さんから直に体験談を伺うこともできました。



一緒に参加したAPUの学生NGUYEN Van Duc Manh(Rei)さん(国際経営学部2回生、ベトナム)によると、この一週間の最も忘れがたい経験は、最終日の模擬国連総会でした。Reiさんが割り当てられた国はインドネシアで、国際経営学部の学生として、外交の世界を自ら体験したのはこれが初めてだったそうです。APUで異文化間の協働作業を経験済みだったものの、今回のセミナーではさらに学ぶところが多かったと話してくれました。模擬セッションがあることで、教室で聞く講義がより興味深くなるとのことでした。学んだ知識を現実の課題解決に応用できるからです。Reiさんは、キャンパスの外の国際的な環境で自分を試してみたいと思っているAPUの学生に、ぜひこのセミナーへの参加を勧めたいと言っています。私もReiさんと同意見です。


このセミナーに参加した学生には、ヘンリー・フォン賞に応募する機会が与えられます。この賞を獲得すると、国際大学間コンソーシアムの加盟大学に交換留学できる奨学金が与えられます。2014年には、APUの学生YESAYA Raditya Christiantoさん(アジア太平洋学部4回生、インドネシア)がこの賞を受賞しました。セミナーそのものも十分に参加する価値がありますが、このヘンリー・フォン賞も、来年忘れずに応募する理由の一つですよ!


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APU学生広報スタッフ - Student Press Assistant (SPA)
RACHMAN Muhammad Aulia(インドネシア)