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2017/02/15

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2013/12/24

前アジア開発銀行副総裁、C. ローレンス・グリーンウッド氏独占インタビュー


APUでの特別講演後、アジア開発銀行前副総裁ローレンス・グリーンウッド氏にご自身の実務経験についてお話いただきました。グリーンウッド氏はどうやって現在の仕事についたのか?APUの学生は世界で活躍できると思うか?など、詳細は記事をごらんください。

 

Q: 今までされてきたお仕事について少しお聞かせください。

A: 私はアメリカの国務省で働いていました。学生時代からずっとその仕事につきたいと思っていましたので、国務省で仕事を始められた時とてもラッキーだと思いました。公務員の仕事のいいところは、大きな利益のために働いているんだと感じることができることです。意義ある人生を送ることは重要なことです。公共部門で30年働いた後、アジア開発銀行(ADB)に移りました。私は、アジアの貧困を撲滅して開発を促進するというADBの使命を強く支持していたので、ADBでの仕事は楽しかったです。この仕事で好きだったのは、ここで働くことは単に生活のためだけではなく、世の中に影響を与えるという点です。この分野の専門家であるADBの同僚たちと一緒に働くことも楽しい経験でした。最後に、民間部門に移ったことも興味深い経験でした。広い範囲の仕事をする公共部門と違って、民間部門ではある特定の分野の仕事を深くほりさげて行うことを期待されています。仕事が何であれ、知的な刺激がある限り、楽しいと思います。

 

Q: なぜ保険業界を選んだのですか?

A: 保険業界に入る機会を提供されました。メットライフはAIGからアリコという会社を買収しました。AIGは2008年に倒産した会社のひとつでアメリカ政府が救済する必要がある企業でした。メットライフは日本で営業実績がすくなかったので、日本を熟知した人材を探していました。それで、私がメットライフに紹介されたのです。

保険産業は興味深いと言われています。その仕事に関わっていることで充足感を感じる産業です。基本的に人々に安心を売るのが仕事です。銀行と違って、保険産業は出来る限り保守的な方法で投資します。なぜなら、お客様にある時期に保険金を支払わなければならないからです。このように、保険産業は財政危機からの回復力があるのです。

 

Q:「ガバメント・リレーションズ(政府行政関連担当)」とはどんな仕事ですか?

A: 「ガバメント・リレーションズ」という概念はアジアではあまり広まっていませんが、アメリカではよくあります。通常、政策や法律を、会社に有利な方向で作るように働きかける小規模な部署です。私たちは税金や消費者保護政策に関して政府に提言したり、異なる見解を持つ政治家に働きかけたりします。法律や政策の変更も把握しておきます。言い換えれば、私たちは産業界の外交官のようなものです。
 

 


Q: どのように日本とのつながりができましたか?

A:私の父は海軍にいましたので、年の半分は海外で過ごしていました。父が帰宅した時には、時々アジアのおみやげを持って帰りました。子供心に、わくわくするものでした。大学時代は、私はリベラルアーツ志向だったので、専攻としてアジア研究を選びました。文学から政治経済にいたるまで広くカバーするものでした。当時は中国語を勉強していたので、中国に留学したかったのですが、その頃はまだそれはむずかしかったんです。代わりに、1セメスター、日本(関西)に留学する機会を得て、日本語の勉強に切り替えました。こうして、私は日本と関わるようになりました。

 

Q:長い間東洋文化の中で生活してらっしゃいますが、ご自身はどのぐらいアメリカ人らしいアメリカ人だと思いますか?

A:私は海外に暮らしたことで愛国心が強くなったと思います。東京のアメリカ大使館で働いていた時、毎日私のオフィスの前でアメリカの国旗がはためいているのを見るのは心地よいものでした。私がずっとアメリカにいたら、そういうふうには思わなかったでしょう。私は仕事のために家族と離れていますから、今もそう感じています。残念なことに、一部のアメリカ人は外国に住むアメリカ人に背を向ける傾向がありますので、私たち外国に住んでいるアメリカ人は非常につらいです。「アメリカ人」とは何かを知るには、「非アメリカ人」とは何かということについて知る必要があります。日本という自分の国とは違う国にしばらく住んでみて、自分の国籍のユニークな面についてもっとよくわかるようになりました。日本に住んだことで、私は「こういうふうに、違うおもしろい世界があるのだな」と実感しました。しかし、私はアメリカ人らしさがなくなっているとは思いません。

 

Q: APUの印象はどうですか?

A: APUの第一印象はその美しさでした。最初に別府に来た時、タクシーの運転手があの建物がAPUですよと言って、丘の上の建物を指差していました。期待通り、APUからの眺めはとても美しいものでした。すばらしい学習環境だと思います。そして、文化の多様さが印象的でした。キャンパスを歩くと、英語や日本語だけではなく、中国語やインドネシア語やベトナム語も聞こえてきます。ADBにいた頃を思い出します。英語の方が多かったですが、廊下では他の言語も聞こえてきました。このような環境は、すばらしいですね。

 

Q: APUの学生は世界でどのように活躍できると思いますか? APUの学生に伝えたいことはありますか。 

A: APUの学生は国際問題について豊かな知識を持っていると思います。様々な国際問題に出会い、親しむ学習環境があり、APUの学生はそれらの問題について考えることでより理解を深めていっていると思います。そして、変化や改革を恐れることなしに、より大きな世界に対処していく自信を身につけています。

APUの学生にひとつ言いたいことは、「大きな目標を掲げなさい」ということです。限界を恐れてはいけません。慣れ親しんだ快適な世界から外に出ていくべきです。より大きな世界を見て、より大きな目標を掲げ、意義のある人生を送ってください。でも、あせってはいけません。目標達成に必要な熱意と決意をもって、一歩ずつ歩んでください。

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APU学生広報スタッフ - Student Press Assistant (SPA)
NGHIEM Quoc Hoai Minh (ベトナム)
Dwi Julya Fatmasari(インドネシア)
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