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2015/11/13

「教育で世界を変える!〜日本初、アジア各国の未来のリーダーを育成〜」ISAK代表理事 小林りん氏インタビュー


今回SPAはISAK代表理事の小林りん氏にインタビューを行いました。小林氏がどの様な経緯でインターナショナルスクール設立に至ったのか、ターニングポイント形式でお伝えします。


<小林りん氏の経歴>
1998年東京大学経済学部卒、2005年スタンフォード大教育学部修士課程修了。大学では開発経済を学び、モルガン•スタンレー証券や国際協力銀行に勤務。前職では国連児童基金(UNICEF)のプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在、ストリートチルドレンの非公式教育に携わる。2008年8月に帰国し、7年の歳月を経て2014年8月にInternational School Of Asia, Karuizawa開校(通称 ISAK)。


Turning point #1- カナダ留学中にメキシコの友人宅へのホームステイ


日本の高校に進学するも大学受験をゴールとした教育に納得できず中退、そしてカナダの全寮制インターナショナルスクールに進学。休暇を利用してメキシコの友人宅でのホームステイに招待されたが、想像していた以上に家は小さく、電車が通る度に家全体が揺れ、友人だけが兄妹の中で唯一奨学金をもらい高校に通っているという現状に触れる。小林氏は「ご飯を食べ、学校に通い、寝起きをするという当たり前の事だと思っていたことが当たり前ではない。世界中で見たら何と自分自身は恵まれているのだろう」と強く感じ、貧困層教育を通して世の中を変えたいと強く思いました。


Turning point #2- ユニセフ職員としてのフィリピン駐在


2005年スタンフォード大教育学部修士課程修了後、ユニセフのプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在することとなりました。そこで目の当たりにしたのは、貧困と格差が広がる社会。多くのストリートチルドレンが路上生活している一方で、国を動かす力を持つ富裕層は格差に無関心という現状。変革を起こすリーダーを育てる必要があると決意した小林氏は、2008年に日本に帰国。


Turning point #3- 2010年に開校したサマースクール


「世界中の差別や貧困をなくす為には人材が必要。その為に学校を作りたい」という思いで寄付金集めをしていた頃、世界的に打撃を与えたリーマンショックが起きました。その影響で、集めた寄付金も資金もゼロになり、学校を作ることから遠ざかる日々が続きました。しかし、ある日友人から、「早い段階で、小さな成功を積み重ねることが大切—Early Small Success」という言葉を投げかけられ、サマースクールを開催。すると、ISAKの目指す教育を見える形にできただけではなく、メディアが注目し始め、次第に寄付金が集まり始めました。7年の構想期間を経て2014年にISAKが開校しました。


最後に、そもそも何故日本に学校を作ろうと考えたのか「日本に学校を設立した理由は2つ。1つ目は、フィリピンで「真のリーダーシップを備えた人材育成」の必要性を痛感したとき、我が母国にも同様の課題があると考えたこと。2つ目は、大自然と美しい四季があり、安全で、衛生的な日本は、アジアの中のスイスのようなイメージがあり、海外から留学生を招く際に大きな付加価値があると考えたからです」と述べました。


小林氏のインタビューを終えて、日本の教育について考えると途方に暮れる事が多いが、ISAKという学校設立により新たなモデルが確立されることによって、今後日本の教育に大きな変化を与えてくれるのではないかと期待しています。


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APU学生広報スタッフ - Student Press Assistant (SPA)
中島 実香(日本)