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2016/09/12

キム レベッカ チュンヒ国際経営学部准教授

2016/07/13

竹川 俊一 アジア太平洋学部教授

2016/01/20

児島真爾 アジア太平洋学部助教

2015/11/16

是永 駿 立命館アジア太平洋大学 学長

2015/11/05

言語教育センター教授 梅田 千砂子先生

2015/06/11

アルカンタラ ライラーニ ライネサ 国際経営学部准教授

役職 : 国際経営学部 准教授
学位 : 博士(経営学)、筑波大学
修士(経営学)、筑波大学
国籍 : フィリピン
研究分野 : イノベーション、企業発展、ソーシャルネットワーク、起業家精神
主な担当科目 : マーケティングと組織行動
趣味 : 娘と遊ぶこと、映画鑑賞、料理


日本に来た理由をアルカンタラ先生に伺ってみると、アルカンタラ先生の姉妹が日本に滞在していたので、自分も日本で勉強してみようと思ったことがきっかけでした。その後、日本の大学を卒業して、環境の変化を求め米国へ行きましたが、いつかまた日本へ戻ろうと考えていたそうです。米国で2年間働いた後、アルカンタラ先生は、娘さんを育てるには日本が一番いい環境ではないかと思い、また実家があるフィリピンからも日本は近いので、日本へ戻ることを決めました。ちょうどその時にAPUのことを知り、日本へ戻る気持ちがさらに強くなったということです。アルカンタラ先生は、APUの教育モデルが革新的であること、特に日本で勉強を続けるAPUの留学生の多くに奨学金が給付されていることに関心を持ちました。アルカンタラ先生に今後10年間のAPUについて聞いてみると、「APUはまだ若いので、これからも発展の余地があります。今後10年間、多くの大学がAPUの教育モデルを目指し、大学間の競争がまずます激しくなると思います。そのためAPUが勝ち抜くためにはさらに努力しなければなりません。しかし、私は前向きな見通しを持っています。APUの将来性は高く、他大学よりも先を進んでいます。ただ今のAPUに満足しているだけではいけないと思っています。今後さらに発展していくために私も貢献したいと思っております」と語ってくれました。


次にアルカンタラ先生の大学教員のキャリアについて聞いてみました。実はアルカンタラ先生は、大学教員になることを考えていませんでした。筑波大学に在学中、研究助手として、才能豊かでやさしい先生方と一緒に働く機会がありました。これをきっかけとして、研究に興味を持ち、博士号を目指すことになりました。さらなる経験と収入のために、非常勤講師の仕事に就きましたが、これを長期的な目標としませんでした。しかしその後、教えることの楽しさに気付いたことが、大学教員になりたいという気持ちを後押ししました。アルカンタラ先生は新たな経験を積むことに強い信念を持ち、常に将来の計画を考え直し、柔軟に対応できるようにしていると述べました。その理由として、「柔軟であることは、目の前にある機会を逃さないようにしてくれます」と言いました。また学生たちからの刺激があるから、自分自身を向上できるとのことでした。アルカンタラ先生は、「学生たちの将来の計画を聞いていると、これからもまだまだたくさんの機会があることに気付かせてくれます。正直に言うと、学生たちのために、もっと何かしてあげたいと思うことがあります」と語りました。「私が教員になったきっかけは研究でした。教える喜びが、さらに私を人間として成長させてくれます」と、ご本人の意欲について熱く語りました。


研究者、教員、そして活発な娘さんを持つ母親として、ワークライフバランスの保ち方のヒントをアルカンタラ先生に聞いてみると、バランスを保とうとしないこと、むしろ、いかに一度で効率的に複数の仕事をこなせるか考えるようにしているとのことでした。「例えば、研究者としての自分をどのように教員としての自分に役立てられるか、またその反対を考えています。研究にかける10時間を指導にも役立てられるようになれたら、その時間はさらに充実したものになると思います。または、ゼミの学生たちとのパーティーに私の家族も参加すれば、同じ時間を一緒に過ごすことができます。常に一石二鳥を目指しています」


やるべきことの優先順位と時間を作るために柔軟になることが、限られた時間で最大限の結果を出すアルカンタラ先生の秘訣です。そうとはいえ、それは常に困難なことであるとアルカンタラ先生は言います。


卒業後、人生の岐路に立っているAPU学生に向けて何かアドバイスはありませんかと伺ってみると、最も重要なことは、たとえ悲惨な状況に陥ってしまったり、重大な失敗をしてしまったりしたときでも、前進してプラスの面に目を向けることと話してくれました。「何もかもが理不尽に思える日は普通にあります。大切なのは、その後自分の気持ちを切り替え前進することです。いつでも自分の進む方向を変えることはできるので、決断することに戸惑わないことです。決断するときは自分の責任で行うことが大切です。そうすると、できることはちゃんとやったことが自分で認識できるからです」と、決断することに戸惑いがちな私たちを励ましてくれました。もう1つのアドバイスとして、「人に助けを求めることを恐れないでください」と述べました。アルカンタラ先生自身も、昔は人に助けを求めると借りを作ってしまう、自分で対処できることを証明したいという気持ちが強く、助けを求めない性格であったと話しました。しかし、他の人々に助けを求めれば、自分もその人たちを助けられることに気付かされたとのことです。最後に優しい笑みを浮かべながら、「人に助けを求めることは、あなたが弱いという意味ではありません。むしろ、私はそれが自分をさらに成長させるためのチャンスであると考えています」という素晴らしい一言を残し、インタビューを終えました。

※所属・役職は取材当時のものです。
APU学生広報スタッフ - Student Press Assistant (SPA)
NGHIEM Quoc Hoai Minh(ベトナム)