2019/02/05
セミナーレポート：「民間外交とソフトパワー」
2018年10月26日(金)、元駐カナダ大使の門司 健次郎氏をお迎えし、「民間外交とソフトパワー」と題してRCAPS Onigiriセミナーを開催しました。
門司 健次郎氏の講演内容はAPU公式ホームページ ニュース欄をご覧ください。
https://www.apu.ac.jp/home/news/article/?storyid=3047
【開催責任者：吉田 香織 教授(APS)のレポート】
講師の門司氏は、民間／文化外交とそのソフトパワーの役割の重要性および世界に日本を宣伝していく上での広報外交に向けた日本政府のアプローチについて、自身の元外交官としての経験や任期中に撮影した写真を数多く披露しつつ説明し、聴講者を引き込んだ。
門司氏の魅力的な講演は、民間外交とソフトパワーについての学問的議論のみならず、彼自身の外交官としての個人的な経験に基づく具体例に富んだもので、参加者は議論された問題（ソフトパワー、ハードパワー、スマートパワーとその運用など）についての理解を深めることが出来た。氏の講演をとおし、学生・教員とも日本を宣伝するための様々な外交のタイプとその役割を学んだ。
講演後は聴講者から数多くの質問が出されたが、その多くは良く考えられたもので、講義内容から着想を得ていることが伺われた。事実、講演後には門司氏にさらに質問をし、議論を深める参加者もおり、本講義は本学の学生・教員にとって非常に意義深いものであった。
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