2016/07/19

セミナーレポート「The Politics of Yasukuni Shrine」

2016年7月6日(水)、オークランド大学のマリンズ マーク R.教授をお迎えし、「The Politics of Yasukuni Shrine」と題してRCAPSセミナーを開催しました。セミナーは英語で開催されました。

マリンズ マーク R.教授(オークランド大学)

【ブラックウェル・ジェームス教授(CLE)によるレポート】

マーク・マリンズ教授は、靖国神社に関して、日本の政治の問題として、日本と近隣諸国との関係の問題として残っている理由について説明しました。まず、靖国神社の歴史ついて、明治時代に改称した経緯や、どのように戦死者を祀る神社になったか等、簡潔に説明しました。それから、太平洋戦争後のアメリカ占領下の日本で靖国神社は一宗教法人となり、その後数十年で国民の靖国神社に対する姿勢が変化してきたと説明しました。また、近年の阪神大震災や東北大震災、福島原発事故などの国内危機や、日本国憲法20条および89条に関する議論を踏まえて、政治家が靖国神社の役割を変更しようとしている動きについても言及しました。最後に、靖国神社を取り巻く問題のさまざまな解決方法と、公私における靖国神社の役割が今後どのように展開していくかについてまとめ、講演を締めくくりました。

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