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「やさしい日本語」ワークショップ開催

イベント

2017/02/01

12月17日(土)、別府市役所にて、別府市と本学の言語教育センター(CLE)が共同で、日本語でつうじるけん!「やさしい日本語」ワークショップを開催しました。これには、本学言語教育センター(CLE)の日本語教員30名と国際学生15名に加え、別府市多言語支援センターボランティアを初めとする市民の方など計80名ほどが参加しました。

最初に帝塚山大学現代生活学部の森篤嗣教授は、日本に住んでいる外国人の中には中国語・ポルトガル語等の母語者も多いため、英語よりも簡単な日本語のほうが理解ができる場合があるとし、必要最小限の文法や語彙から構成されている「やさしい日本語」の必要性を述べました。また、やさしい日本語の目指すものは、外国人だけに日本語習得を押し付けるのではなく、日本人も図を使用して説明したり、わかりやすい言葉で言い換える等、外国人へ寄り添いあう地域社会であるとしました。

森教授の講演後、参加者は15グループに別れ、公文書を「やさしい日本語」に直す作業をしました。言葉の書き換えに加え、ふさわしいタイトル付与や、漢字にフリガナをふる等、各グループが試行錯誤しながら模造紙にまとめ、発表しました。
参加した国際学生がどれが分かりやすいか投票し、それぞれの発表内容の分かりやすい点等をコメントをしました。

講演する帝塚山大学森篤嗣教授

グループごとに公文書を「やさしい日本語」に直す参加者

各グループの発表内容にコメントする森教授



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