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福島県庁特別講演を開催

社会貢献|講演・シンポジウム

2014/10/28

2014年10月9日(木)、福島県庁より広報課課長の阿部雅人氏をはじめ、矢野善民主査、情報発信アドバイザーの山崎祥之氏をお招きし、東日本大震災からの復興をテーマにした特別講演会が開かれました。
立命館大学からは、サトウタツヤ教授、木戸彩恵研究員、災害復興支援室の山口洋典准教授、本学からは今村副学長が出席しました。
2011年4月に新設された災害復興支援室の山口准教授が司会を担当し、関係者が学生からの質問や意見に回答する形で進行しました。



福島県の阿部課長は、震災当時の混乱と比較して現在は復興が進んでいる一方で、関心が薄れてきている状況に危機感を感じていると述べました。阿部課長は、講演に約40名の学生が集まり、これだけ福島に関心を寄せている事に感謝しているとコメントしました。
福島県からの説明を受け、学生たちからも「現地の今の状況をもっと知りたいが、何処へ問い合わせたら良いのか分からない」、「福島の外にいる私たちには、正しい情報が届いているのか分からない。福島県ではそういった情報をどう発信しているのですか。」などさまざまな意見や質問が出されました。



これを受けて、昨年12月に立命館学園と福島県の連携協定が結ばれた事をきっかけに、福島デーの開催、留学生の福島県視察、風評被害克服復興新事業への協力などを行ってきた立命館大学での事例を、サトウ教授、木戸研究員が紹介する形で、APU学生からの質問に答えました。

阿部課長は、「正しい情報というのは、受け取る人によって判断が異なる。私たちにできる事は正確な情報としての数値を出すこと。それを元に判断していただきたい。」と述べ、「福島県を訪れて、(本当の姿を)見ていただきたい。遊びでも良いので是非一度訪れてください。」と語り、締め括りました。



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