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ラッコと環境問題-日本のラッコ研究者 吉川美代子氏を迎え社会連携セミナーを開講

講演・シンポジウム|来学者

2012/2/9

2012年1月11日(水)、アラスカの海洋哺乳類研究所(*)の客員研究員 吉川美代子氏を招き、“ラッコと環境問題”と題した社会連携セミナーを開催しました。吉川氏は大手テレビ局のアナウンサーという肩書きに加え、日本では数少ないラッコの研究者でもあります。

吉川氏は、ラッコの生態や人間との関わりの歴史、環境変化によるラッコへの影響について紹介し、過去の乱獲による絶滅危機を脱したラッコが、地球温暖化の影響で再び絶滅の危機に瀕していると紹介しました。また、より直接的な原因をラッコの生息域での食物連鎖の構図が崩れたことによるものと言及し、こうした現象が続くことにより、ラッコの絶滅とともに、海の砂漠化をまねく恐れもあると話しました。

講演後の質疑応答で吉川氏は学生の質問に答えて、ラッコに興味を持った子どものころのエピソードや研究者として論文を書く上での助言も学生に伝えました。
聴講した学生にとってラッコの生態を通じて、地球の生態系や環境問題について理解を深める貴重な機会となりました。

APUでは、アジア太平洋学部(APS)の学修分野の一つとして「環境・開発」を設置し、持続可能な環境資源の活用など、アジア太平洋地域が直面する諸課題の解決に向けた様々な専門科目を提供しています。

*アラスカの海洋哺乳類研究所
1989年3月に起きたタンカーの座礁によるアメリカ史上最悪の重油流出事故の被害にあったラッコや海鳥の生態を研究するために設立された研究所。

取材:荒木 郁加里(APS3、日本)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant(SPA)>



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