立命館アジア太平洋大学

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アニメの専門家、近藤努氏がRCAPSセミナーで講演

講演・シンポジウム|来学者

2010/2/10

2010年1月20日(水)、立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)が香港アニメーションインターナショナル役員 近藤努氏を講師に迎え「アジアにおけるアニメキャラクタービジネスの現状」と題したセミナーを開催しました。約80名の学生や教職員が参加し、15年に渡る近藤氏のアニメ業界での経験談に耳を傾けました。


近藤氏は冒頭、ドラえもんやドラゴンボール、セーラームーンといった世界でも周知されている日本のアニメのアジアでの配給やマーケティングを担当する同社について紹介しました。

続いて、アニメキャラクター産業や市場傾向、重要な役割を担う関連業界、著作権問題、業界で必要とされる人材などに焦点を当てました。近藤氏は15年におよぶ日本のアニメキャラクタービジネスの急成長は、日本でも有名な香港出身のスター、ケリー・チャンがドラえもんの香港版主題歌を歌ったように、現地の人気ミュージシャンがアニメのテーマソングを歌うなど、優れた販促戦略の功績が大きいと協調しました。

また現在のアニメ産業の現状について学生が質問すると、近藤氏は「アニメビジネスはCreate(製作)、Promote(広報)、Harvest(成果)の3つの段階からなっており、中でも“Harvest”の部分、アニメ製作後の“Merchandising(キャラクターの商品化)”が大変重要です」と答えました。

聴講したZHOU Yao さん(APM2、中国)は「以前からアニメ産業には興味を持っていました。セミナーに参加し、世界に拡大した日本のアニメ産業の成功についてより深く理解することができました」と感想を述べました。

今回のRCAPSセミナーは、大分を日本のアニメ産業の拠点としてアジアへ進出することを目指し、2009年8月にNPO法人大分研究所と練馬アニメーション協議会が交流協定を締結したことを受けて開催したものです。APUはアジア地域出身の国際学生が多数在籍し、ビジネスや経営の専門的なコースを有しており、両者の協力体制への今後の貢献が期待されます。

RCAPSは21世紀のアジア太平洋地域の直面する問題や多面的な展開へ向けた研究の発展、促進を使命として1996年7月に設立しました。アジア太平洋学分野の研究成果を共有するため、学内外から講師を迎え、定期的にRCAPSセミナーを開催しています。

取材:NGUYEN Phu Thuy Duong (APM2, ベトナム)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant (SPA)>





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