
カセム/いま日本では少子化という現象が起きていますが、世界的に見ると若い世代はたくさんいます。また、日本ではニート、フリーターという存在が問題になっていますが、世界中の若い人々にとっても、雇用の問題は重要です。
福島/おっしゃる通りです。
カセム/そうした若い人たちを受け入れる、健全な器が必要です。金融やIT産業だけでは雇用は足りない。やはりモノづくり産業が成長しないといけない。
福島/そうですね。そしてモノづくり産業で働く人材を、社会人の前段階となる大学でしっかり教育していただく必要もあります。

カセム/私は大学から新しい技術やサービスを創造、発信していく機能を強化したいと考えています。例えば、いま全国には大学院を出たような優秀な人材でありながら、仕事に就けずにいる人がたくさんいます。
福島/いわゆるオーバードクターの問題ですね。
カセム/そうした人たちと、APUに集まった世界の学生が協力して、新しいビジネスを創造する。それはIT分野でも、金融分野でも、観光分野でもいいんです。
福島/そういった創造的な試みには、企業の参加も必要ですね。人を育てることと、社会を良くすることが、企業と大学の共通した使命です。産学連携の重要性がますます高まってきますね。
カセム/はい。加えて、APU留学生の出身国・地域は82にのぼります。これらの国・地域の政府とも連携して、APUの教育・研究の成果を活用し、それぞれの地域の発展に寄与していきたいと考えています。
福島/それは素晴らしい構想です。小さなものでもいい、さざ波を起こすことができれば世界は変わっていきます。
カセム/そう。そのためにも、御社をはじめ国際的に活動する企業に教えていただくことが今後もたくさんあると思います。APUは、世界に新たな波、新たな風を起こすような大学を目指しています。どうぞこれからもAPUへのご支援をお願いいたします。