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教育プログラム|連携事業
子どもの頃、自宅に留学生がホームステイに来ていたということもあり、日本以外の世界を見てみたいと強く思っていました。そのため、APU入学当初から「最も早く留学が可能な2回生4セメスターに留学する」という明確な目標を持っていました。留学に向けて、英字新聞や英語の教科書を繰り返し読んだり、インターネット上で著名人による英語の講演を視聴したりするなど、リーディングやリスニングを磨いていきました。
留学先にヘルシンキ大学を選択した理由は、教育システムやジェンダー論、社会学など幅広い範囲から受講科目を選択できることが魅力的だったからです。授業はすべて英語。もともと英語は得意でしたが、母国語+英語が話せるのは当たり前という雰囲気の中、専門的な議論を英語で行う授業が続いたため、得意だという認識はなくなりました。いい意味であきらめて、分からないところは人に聞いたり、他の学生に助けてもらったりしているうちに、友人も増え、英語力も伸びました。
留学中は、アメリカ、エストニア、中国の女子学生とルームシェアを経験。そこは本当に多様な価値観のある空間でした。APUでは学生寮APハウスに居住していたため、多文化での生活には慣れているつもりでしたが、掃除の仕方一つとっても、生活習慣の違いに戸惑うことも少なくありませんでした。初めの3ヶ月は我慢することもありましたが、異文化理解と自分の居心地のよさの両方を大事にするうちに、自分のペースをつかめるようになりました。
留学中、現地の人々との交流を通じて、フィンランドの人々の家族と過ごす時間や自然を大事にする生き方に共感しました。これらの価値観を大切にし、将来はフィンランドで学んだ、北欧諸国に共通している真の豊かさや先進性を日本に広めていきたいと考えています。