APUのサークル活動は、2007年の秋より「公認団体」「登録団体」「同好会」の3つのカテゴリーに分かれました。これに合わせ、サークル活動全般をサポートするために発足したのがSOSCです。カテゴリーにとらわれず、全てのサークルを活動内容で区分し、スポーツ系、学術・親睦・ボランティア系、文化芸術系の3つの本部をおいて連携をとることにより、各サークルが「もっと楽しく、もっと高みに、もっとAPUらしく」活動が行えるよう学生の力で学生団体をサポートすることを目的としています。今回はSOSC事務局のメンバーが抱負を語ってくれました。

文化芸術系メンバー
NGUYEN THI
Tram Anh

(APM 3回生、ベトナム)
スポーツ系本部長
土屋 博幹
(APS 3回生、日本)
学術系本部長
廣底 拓也
(APM 3回生、日本)
SOSC事務局長
山本 遼
(APS 4回生、日本)



 スポーツ系本部では、各団体の活動や練習場所の確保などのサポートをしながら、今後はそれぞれの目標達成だけでなく、他団体との情報共有やネットワークを確立するために広報誌の発行を計画しています。  


 文化芸術系本部では、各サークルのこれまでの活動歴に関係なく、発表のチャンスを提供していきたいと考えています。また、国際学生と国内学生の一層の交流が図れるような体制づくりのサポートも強化していく予定です。  


 学術・親睦・ボランティア系本部では、それぞれの団体がステップアップできるシステムづくりを行っています。情報の共有や意見交換などを通し、モチベーションアップを図れるような場も創出していきます。

 いずれのサポートも、サークル規模に関わらず、それぞれのサークルの抱える問題点やニーズをしっかり把握して情報を共有し、それに対する解決策やサポート案を還元していくことが大切だと考えています。その上で、各団体をひとつにまとめてしまうのではなく、それぞれの個性をお互いが活かし合えるような“橋渡し”ができる組織となるべく活動を充実させていきます。SOSCを通してジャンルを超えたサークル同士の結びつきが、より深くなるようにしたいと思います。ぜひ今後にご期待ください。

 







LSB研究会代表
佐野 聡
(APS 3回生、日本)

 私の所属する「LSB研究会」は、2000年に畠田展行APS教授のゼミの自主活動という形で始まりました。現在は、約30名が所属するサークルへと移行し、「ホリデーハウスプロジェクト」を中心に活動しています。
 「ホリデーハウスプロジェクト」とは、欧米型の長期滞在観光(ロングバケーション)を日本でもできないかという観点から、使われていない空き家を自分たちで改築し、長期滞在可能な宿泊施設として運営していくというもので、現在、別府市内成地区の古民家を改築中です。
 実際に活動を始めて、中山間地域の限界集落の問題、そこから派生する農政問題などの諸問題が浮き彫りになりました。その問題と向き合う地元の方々の思いなど座学では知り得ないことも学びました。また、この活動には資金面はもとより、地元の方々の理解や協力が不可欠であることがわかり、自分たちの力だけでは達成できないこともあると学びました。
 現在、この活動をビジネスとして成功させることを目標に地元の方々と勉強会を開き、共同事業として、2009年のホリデーハウス開業に向けて尽力しています。時間の拘束は長いですが、実学的要素もあり、学生時代にしかできない経験に達成感と満足感を持って取り組んでいます。







ハビタットAPU代表
寺田 志穂
(APM 2回生、日本)

 私の所属する「ハビタットAPU」は、海外でボランティア活動をしたいという先輩の下、世界100の国や地域に拠点を置く国際NGO「ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン」九州唯一の学生支部として2005年秋に設立されました。現在、国際学生2名を含む21名で活動をしています。ボランティアサークルというと、堅い印象を与えがちですが、他のサークル活動と同じように自分たちのやりたいことがボランティアだったというだけで、「楽しくボランティアをしよう」をテーマに活動しています。
 昨年は夏休みを利用して、フィリピンで「グローバルビレッジ」という活動に参加しました。これは、現地の大工やハウスオーナーと一緒に建築活動をするというものです。現地では奉仕作業だけでなく、その地域の現状を学び、そこに暮らす人々と交流し、貴重な経験ができました。
 今年は「グローバルビレッジ」の活動に加え、これまでの活動報告や街頭募金を兼ねて別府と熊本の間を自転車で走破する「ちゃりんこプレゼン」や、図書に接する機会のない子供達に絵本をプレゼントする「絵本プロジェクト」などを企画しています。
 この活動を通して学んだことは、発展途上国における「貧しい=不幸」ではないということです。物質的に恵まれていなくても、家族がいる幸せ、家がある幸せなど今の生活を幸せだと感じ、屈託なく笑う人々に、私は心の豊かさを感じました。
 これらの課外活動によって、自分自身が成長し、大学生活がより充実したものになっていると実感しています。


 






特別企画

キャンパスライフリポート
SOSC(ソスク)は各サークルの個性を活かすサポートで、正課外活動からAPUの活性化を目指します。
バックナンバーはこちら
進路・就職
アカデミックリポート
インフォメーション
(c)copyright 2008 RITSUMEIKAN ASIA PACIFIC UNIVERSITY ホームへAPU