私がAGRに参加した理由は、自分が望むメンバーで研究チームを結成でき、興味関心に基づいたテーマに関する調査を行うことができることに魅力を感じたからです。私は、国際経営学部所属ですが、以前からアジア太平洋学部における観光分野に関心がありました。そこで、観光学を学ぶ仲間と共に「観光地におけるキャッシュレス化」をテーマとして扱うことで、経済と観光の両方を主題とした分野横断型の調査を行うことができました。研究テーマを自分たちで設定し、調査遂行のために必要な行程を逆算しながら実行へと移すスキルが身についたと感じています。
現地調査を通して、渡航前にはスウェーデンのキャッシュレス決済アプリは払い手段だと認識していましたが、実際には個人間での送金手段として普及していたということを発見しました。そのことを通して、現地に足を運んで仮説を検証することの重要性を学びました。
来年は、オーストリアの観光で有名な場所にある大学へ交換留学する予定なので、留学先でもAGRで得た知見を意識しながら、決済方法と消費者行動との関係性に迫っていきたいです。